私が所属している江東シティオーケストラで、5月にビゼー作曲の歌劇「カルメン」をやるということで、その景気付けに 映画「カルメン」 を観にいきました。
「カルメン」は、もともとフランスのプロスペル・メリメという作家が南スペインを旅行中、目撃したり見聞した激しい男女の情痴事件をもとに書いた物語。この映画はその原作を映画化したもので、ビゼーのオペラとしての側面はありません(ミカエラも出てきません)が、話としては、こちらのほうが、筋が自然で奥も深く、よかった。オペラの場合は、ブルジョワ階級の市民が家族連れで楽しめる軽い歌劇を看板とする劇場の興行上の配慮で、原作に対して大きく変更が入ってしまったようです。
そして何よりも、カルメン役のパス・ヴェガが非常に魅力的(R-18指定)で、すっかり私も彼女の虜。たまらん?。ということでこれは見る価値あり。みなさまもぜひどうぞ。(2004/04/11)