関東屈指のパワースポット、鹿島神宮と香取神宮に行く

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ツマに気分転換のしかたを相談したところ「パワースポットに行ってみれば」といわれて、
関東周辺で探したなかから、茨城県鹿嶋市の「鹿島神宮」と千葉県香取市の「香取神宮」に行ってきました。




今でこそ神宮と名の付く神社は明治神宮をはじめいくつもありますが、
平安時代には、伊勢神宮のほかには鹿島神宮と香取神宮しかなかったそうで、
この二社はかなり別格だったようです。古くは大和朝廷の東国・東北開拓の前線守護の役割もしていたそうです。




国譲りの神話

日本のなりたちを記述した神話では、
天上世界に住む神々のなかから、主神の天照大御神(あまてらすおおみかみ)の命を受けて、
鹿島神宮の御祭神「武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)」と香取神宮の御祭神「経津主大神(ふつぬしのおおかみ)」が、地上の葦原中国(あしはらのなかつくに:日本)の出雲国(島根県)に降りたち、この土地の支配者である大国主命(おおくにぬしのみこと)に国を譲るように迫り、大国主命は、彼らが自分のための宮殿(出雲大社)を用意することを条件にそれを了承する、という「国譲り」のくだりがあります。




この後、天照大御神の孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が日向国(宮崎県)に降臨(天孫降臨)し、
その曾孫のカムヤマトイワレヒコノミコトが東征を行って、奈良県の橿原宮で初代天皇(神武天皇)
として即位する、と話は続いていきます。




神話の世界の話になっていますが、実在のモデルもいそうですよね。
こうして現在の天皇陛下は125代目の天皇になります。
このような話とともに現在まで歴史が繋がっている国は世界的にもめずらしく、日本のおもしろいところだと思います。
それはともかく、この二社の御祭神は、大和王権にとって大和王権が日本を治めるきっかけを最初に作った重要な神さまです。

鹿島神宮

樹叢(じゅそう)といわれる森がとても素敵な神社でした。
現在の社殿は、徳川二代将軍の秀忠により、また奥宮は徳川家康、楼門は水戸初代藩主徳川頼房により奉納されたものだそうです。
この神社最大のパワースポットは「要石」の場所。この石は、香取神宮にある「要石」と地中で繋がっているといういわれがあるそうです。

20100322_01.jpg鹿島神宮 楼門

20100322_02.jpg鹿島神宮 樹叢

20100322_03.jpg鹿島神宮 奥宮

20100322_04.jpg鹿島神宮 要石

20100322_05.jpg鹿島神宮 社殿

香取神宮

鹿島神宮からは車で15分ほどの場所にあります。楼門は鹿島神宮とそっくりでした。
こちらの「要石」は境内のはずれにあり、暗くなるとちょっと不気味な感じがしました。

20100322_06.jpg香取神宮 楼門

20100322_07.jpg香取神宮 拝殿

20100322_08.jpg香取神宮 要石

パワーをもらい過ぎたせいか、ツマは帰りの車の中で鼻血を出しました。10時30分に出発し、18時に帰宅しました。

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