今年のGW、休みはカレンダーどおりで、明日からは妻子を連れてツマの実家に行く予定。普通ならこれだけでGWの予定は充分ですが、一之宮巡りにこの連休は逃せません。今日は日帰りで、まず飛騨一宮の水無(みなし)神社に行き、そこから状況に応じて、信濃国の諏訪大社か美濃国の南宮大社に行くコースをイメージしながら、4:30に家を出発しました。いずれにしても過酷な行程のため家族の同行はありません。
水無神社 <飛騨国一宮>
松本ICから高山へ向かう国道158号線は、雪が道路のすぐ脇のところまで残っていて、眺めもすばらしく、日常とは違う世界に来た感じでした。車を停めて、一枚でも写真を撮っておけばよかったと後で後悔。途中の「安房トンネル」は無料化実験中のため、通常750円が無料でした。ここまで渋滞はなく、ナビは東京の自宅から6時間近くかかるといっていましたが、4時間ちょっとで到着。少し肌寒かったものの、朝の神社はすがすがしく、気持ちよく参拝できました。(8:55-9:50)
御祭神
御祭神は御年大神(みとしのおおかみ)。御年大神は穀物の神様。
ちなみに、兄弟の宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)は通称お稲荷さん。
お母さんはの神大市比売命(かむおおいちひめのみこと)で市場の守護神。
お父さんは、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の子、須佐之男神(すさのおのみこと)です。
明治時代には、島崎藤村の父、島崎正樹が宮司として在職していました。
国指定天然記念物「臥龍桜」
参拝の後は、そばにある国指定天然記念物「臥龍桜」を見に行きました。樹齢1100年の桜だそう。 今がちょうど見ごろで、こちらは人でいっぱいでした。(9:55-10:20)
白山比咩神社 <加賀国一宮>
続いての目的地は、石川県の白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)にしました。
諏訪大社は上社前宮、本宮、下社春宮、秋宮と4ヶ所周らなければならず時間的に厳しいのと、
なんとなく来た道を戻る気分になれなかったためパス。
一度、南宮大社に向かいかけたものの、名古屋の渋滞が心配になり、急遽北にコース変更しました。
次の神社で御朱印帳を買う予定なので、気多大社とどちらを先に行くか迷いましたが、
素直に近い順にしました。
中部縦貫自動車道・東海北陸自動車道・北陸自動車道を経由し、到着。
想像していたより広く大きな神社。木々に囲まれた雰囲気も良く、ここに来てよかったと思いました。
歴史は古く、10代崇神天皇7年(前91年)の創建と伝えられています。
平安中期から室町時代前期にかけて約500年間、加賀国一宮として栄えますが、
その後一向一揆の戦乱で荒廃。100年後の安土桃山時代に前田利家が復興しました。
御神体・御祭神
御神体は、霊峰白山。御祭神は、菊理媛尊(くくりひめのみこと)。日本書紀に出てくる神様で、黄泉の国との境界で対峙した伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)の仲裁をしたとされ、現在では縁結びの神として崇敬されているそうです。
私の父方の先祖は加賀藩の奉行の娘だったらしいので、なんとなく縁を感じながら参拝しました。予定通り御朱印帳も購入。それまでの御朱印帳には名前を書いていなかったのですが、きれいな巫女さんに名前を書きますか?と聞かれたので、今回は書いてもらいました。(12:55-13:35)
金沢城 <石川県金沢市>
気多大社 <能登国一宮>
けたたいしゃと読みます。能登はいつか半島ドライブをしたいと思っていたところ。 能登道路を柳田ICまでですが、すこしだけその気分を味わいました。 この神社は縁結びの神様として有名らしく、若い女性の参拝客が多かったです。 巫女さんが神門のところで「縁結び祭をやっており、希望者は無料でおはらいうけられます」と案内していましたが、自分はいまさらなのでやめておきました。参拝後、社務所で御朱印をもらったのですが、300円納めたあとにレジのチーンという音が聞こえて、古式ゆかしい神社とのギャップにちょっと興ざめしてしまいました。(16:00-16:30)
七尾城 <石川県七尾市>
帰りは北陸自動車道小杉ICから上信越自動車道、関越自動車道を通りました。北陸自動車道はトンネルばっかりです。 朝から動き回り、さすがに疲れて、眠気を抑えるのが大変でした。危なかったので速度を抑えて走りました。 東京の自宅に戻ったのは、25:15でした。