山陰ドライブ旅行(2012/07/07-08)

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人生初めての山陰地方。GWに自宅から車で岡山に行き、決して無理ではないことがわかり、 次は鳥取に行くと決めていました。

1日目:2012年7月7日(土)

1日目は、兵庫県、京都府の神社と城跡をまわり、 夜に鳥取に入る予定。家の出発は午前3:15でした。

篠山城<兵庫県篠山市>

100名城:兵庫県篠山市の篠山城に行く

粟鹿神社(あわがじんじゃ)【但馬国一宮】兵庫県朝来市

11:55着。すごく雰囲気のある神社でした。傘がいるかいらないくらいの雨のなかの参拝でしたが、それがまたいい感じ。参拝者は自分のほかには誰もなく、拝殿前に立つとぞぞっと鳥肌がたち、不思議なパワーを感じました。
参拝を終え御朱印を頂くため、向かいの古めかしいお家の呼び鈴を押すと、若々しくかわいい声の女性がインターホンに出て「いま行きます」とのこと。「このお家から若い人が出てくるあたりが不釣合いでまたいい」なんて思っていたら、結構なおばあさんが出てきてびっくり。いやいや、神社にマッチしたとても上品なおばあさんでした。12:15発。

創祀年代は不詳。御祭神は彦火々出見命(ひこほほでみのみこと)あるいは日子坐王(ひこいますのみこ)。彦火々出見命は天照大神の孫、ニニギノミコトと大山祇神の娘、コノハナサクヤヒメの子で、初代神武天皇の祖父。通称山幸彦と呼ばれ、兄海幸彦を破ったエピソードは末子相続を表しています。海山から幸(獲物)を得る霊力があり、稲穂の神。海神ワダツミの娘、豊玉姫を娶ったことから、漁業の神でもあります。日子坐王は9代開化天皇の第三皇子。子孫は広範に広がり、戦国大名越前朝倉氏も、本姓は日下部氏で、彦坐王の子孫と称する但馬国造家の流れを汲んでいるそうです。

勅使門

日の出門

日の出門の後ろの狛犬さん

土俵と拝殿

拝殿

拝殿と本殿

厳島神社(境内社)

竹田城 <兵庫県朝来市>

100名城:兵庫県朝来市の竹田城に行く

出石神社(いずしじんじゃ)【但馬国一宮】兵庫県豊岡市

兵庫県豊岡市に鎮座する但馬国一宮・出石神社にお参りする

籠神社(このじんじゃ)【丹後国一宮】京都府宮津市

京都府宮津市に鎮座する丹後国一宮・籠神社にお参りする

鳥取駅近くの宿に着いたのは20:30。疲れてもう外に出る元気がなく、 夕食はホテルの隣のコンビニで買った弁当とビールで済ませ、明日の予定を考えながら就寝しました。

2日目:2012年7月8日(日)

8:15ホテル出発。今日は、鳥取県の一之宮2社と鳥取城、鳥取の温泉に行きます。

宇倍神社(うべじんじゃ)【因幡国一宮】

8:45着。社務所は9:00からなので、その前に参拝と境内を散策。社殿には雨上がりの空気の中、朝の祝詞をあげる若い宮司さん。なんだろう、今回の旅で訪れた神社はほんとにどこもいい感じです。
御朱印を頂いているとき、老夫婦が社務所に御祓いの申し込みにきました。「なんだか今年はいろいろ運がない。ウチと息子夫婦のところと、お願いしたい」と切実な感じで話していました。 ここは本当にご利益ありそうな神社だと思うので、きっと運気も上昇するでしょう。9:10発。

創建は648年。御祭神は武内宿禰命(たけのうちのすくねのみこと)。

社殿

現在の社殿は明治31年に完成。翌32年には全国の神社では初めて、御祭神である武内宿禰命(たけのうちのすくねのみこと)の御尊像と共に五円紙幣に載せられ、以後大正・昭和と数回当社が五円・一円紙幣の図柄となったそうです。

本殿・幣殿・拝殿

双履石(そうりせき)

武内宿禰命(たけのうちのすくねのみこと)は、第12代景行天皇より、成務・仲哀・応神・仁徳天皇の5朝に仕え、わが国で最初に「大臣」の称を賜わった神さま。 360余歳で亡くなられ、ここが御祭神終焉の地だそうです。

国府神社(こうじんじゃ)

境内社。御祭神は建御雷神・日本武尊・速佐須良比咩神・武内宿禰命・伊弉諾尊・菊理姫命・土御祖神・奧津彦命・奧津姫命・宇迦之御魂命の10柱。

福亀石

触る場所にご利益があるようです。

参道

鳥居

鳥取城 <鳥取県鳥取市>

100名城:鳥取県鳥取市の鳥取城と鳥取砂丘に行く

倭文神社(しとりじんじゃ)【伯耆国一宮】

14:20着。地味ながらも雰囲気がある神社。緑多く、澄んだ空気に包まれていました。安産を祈る絵馬がたくさんかかっていました。自分のほかに参拝客は2組。拝殿に上がれるようになっており、正座してお参りしました。14:40発。

創建年代は不明。御祭神は、建葉槌命(たけはずちのみこと)・下照姫命(したてるひめのみこと)・事代主命・建御名方命・少彦名命・天稚彦命・味耜高高彦命の5柱。 建葉槌命は、倭文氏の祖神で機織の神。下照姫命は女神で安産の神。 戦国時代に荒廃し、伯耆国、羽衣石城(うえしじょう)主の南条宗勝・元続が親子が復旧しました。

境内

鳥居と神門

安産岩

三朝温泉

鳥取城の山登りで汗になったので、帰りがてら三朝温泉に寄ることにしました。 ここは世界有数のラジウム温泉。細胞の活性化、免疫力の向上などの効果があることがわかっており、 温泉療法などにも使われています。

15:15着。行くまでは、三朝橋の下の河原にある無料の混浴露天風呂「河原風呂」に入る気満々だったのですが、実際見てみると、橋からは遮るものは何もなく丸見え。 かつ、その小さなスペースに年配のおじさんがたくさん入っており、初心者の自分にはちょっと無理。 早々にあきらめて、普通の公衆浴場に入りました。16:00発。

帰路

帰りの道は兵庫県内で渋滞。大津SA,静岡SA,港北PAで休憩しながら、25:30自宅着。
今回は行こうと思っていたところは全部回れたし、行ったところはみんなよかったし、 ほんとうにいい旅でした。

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