伊雑宮（いざわのみや）<志摩国一宮>
8:40着。早い時間にもかかわらず、初老の夫婦、子連れの家族、若者グループなど何組か参拝客が来ていた。シンプルだがとても清潔な印象。ここは10ある内宮の別宮（べつぐう）の1つ。御祭神は天照大神御魂。内宮、下宮同様に20年に1度、隣の敷地に遷宮する。次は平成26年らしい。内宮、下宮は来年平成25年が遷宮なので1年ずれているよう。境内は広くないが、その隣に御神田がある。稲穂が黄金色で美しかった。9:05発。
伊射波神社（いざわじんじゃ）<志摩国一宮>
ある意味今日のメイン。この神社、行った人のブログでは「離れた駐車場に車を停め、険しくひとけもない不気味な道を20分程歩く」「神社に人はおらず御朱印は宮司宅にもらいに行く。その場所がわかりづらい」とあり、これまでなんとなく行くのをためらっていた。秋晴れの午前中、行くなら今日このタイミングしかないと思った。
9:30。駐車場に到着。思ったより狭く、車がいっぱいで停められない。仕方なくその先の細い道を進んでみた。程なく旅館「かめや」がみえた。ちょうど着物姿の旅館の女性がお客の見送りで玄関先に出ており「神社に行きたいが車を停められる場所がないか」と聞いたら「3時までは空いているので旅館の敷地に停めていい」といってくれた。
「険しくひとけのない不気味な道」は、覚悟してたせいか、思ったほどではなかった。静かなところだけど、山道の剪定作業をしてる人もいたし。土のにおい、磯の香り嗅ぎながら気持ちよく歩いた。10:00頃、拝殿前に到着。若い女性二人組を男性が案内しているふうで神社を後にするところだった。男性が元気よく「こんにちは」と声をかけてきたので応答した。
参拝後、元の道を戻り、宮司宅を探す。やはり場所が分からない。お宅に電話しても誰も出ないし。だいぶ歩いてようやく発見。家には年取ったおばあさんがいて「御朱印をもらいたい」というと「宮司は神社に行っている」といわれた。「今行ったけどいなかった」と答えると「それなら駐車場の脇にある満留山神社だろう」とのこと。駐車場まで戻ってみると、宮司に車の前で御朱印をもらっている人がいた。自分もその次に並び無事いただけた。さっき拝殿ですれ違った男性が宮司さんだった。11:15発。
一宮はここまで。つづいて2003年以来9年ぶりの伊勢参り。
二見輿玉神社（ふたみおきたまじんじゃ）
11:50着。その前に伊勢神宮の前に夫婦岩で有名な二見輿玉神社に立ち寄った。波が結構高い。ここはたくさんの人がいてにぎやか。12:10発。
外宮（げくう）
13:00着。ご祭神は豊受大御神（とようけのおおみかみ）。天照大神のお召しあがりになるお食物の守護神。さすがに観光客がいっぱい。ガイドさん付も多い。傍でガイドさんの話をきいてみたり。外宮には正宮（しょうぐう）のほか4つの別宮（宮域内3つと300m先に1つ）がある。今回はそれらをすべてまわった。
□多賀宮（たかのみや）
土宮（つちのみや）
風宮（かぜのみや）
月夜見宮（つきよみのみや）
14:20発。
内宮（ないくう）
15:00。外宮も駐車場に入るのに時間かかったけど、ここはそれ以上。門前町のおはらい町も混雑度合いが半端ない。やはり伊勢は来年の遷宮に向けて盛り上がっているようだ。ご祭神は天照大御神（あまてらすおおみかみ）。伊邪那岐神が黄泉の国の穢（けがれ）を祓うため、筑紫日向の地で禊（みそぎ）をした時、 左の眼を洗われたときに化生した神。正宮前は大行列。初詣みたい。落ち着いて参拝できなくて残念。
続いて宮域内の2つの別宮へ。最後にまわった風日祈宮は雰囲気よかった。
荒祭宮（あらまつりのみや）
風日祈宮（かざひのみのみや）
17:30発。
朝から相当歩き回り、足のつま先が痛い。帰りの高速は松阪から四日市あたりまで大渋滞にあう。取り戻そうと少し急いだけど、23:00になっても御殿場過ぎからは事故渋滞20kmの表示が出ていたので、休憩しながらゆっくり帰ることにした。家に着いたのは26:30。出発は1:00だったので、合計26時間30分のドライブ、走行距離は1005km。こないだの九州の半分と思って出かけたが、日帰りにしたらきつかった。