鹿児島市内から車でとばして約3時間、日向国一宮の都農神社(つのじんじゃ)に参拝しました。
都農神社の御祭神と由緒
都農神社公式ホームページより
御祭神は大己貴命(おおなむちのみこと=大国主命)。
創建されたのは御即位6年前の神武天皇が宮崎の宮を発し東遷の折、此の地に立ち寄り、国土平安、海上平穏、武運長久を祈念し御祭神を鎮祭された事と伝えられる。 旧記によれば、日向国の第一の大社であったが、天正年間の島津・大友の争乱の際、大友氏の兵火により社殿・宝物・古文書等全てを焼失したものの、御神体は尾鈴山麓に避難され難を逃れた。争乱後は長年社殿の再興も無く小さな祠があるのみであった。元禄5年に日向高鍋藩4代藩主・秋月種政が再興し、安政6年には篤志家の社殿の寄進があった。その後、社殿の老朽化に伴い平成14年に「御造営奉賛会」が設立され、平成19年7月7日に現在の社殿が竣成されたのである。
大己貴命 ( 大国主命 ) は多くの妃を娶り、その妃等との間に多くの御子をもうけました。その謂れから縁結びの神とも子孫繁栄(子授け)の神とも云われる様になりました。また医療の法を定め多くの人々を助けた事により、医療(病気平癒)の神とも云われ また少彦名命と共に力を合わせて多くの人々と交わり、次々と国造りをされた事により、事業開拓(商売繁盛)の神と云われる様になりました。
神武天皇が創建した神社とはすごいですね。 ちなみに米沢藩で名君と呼ばれる上杉鷹山は、高鍋藩7代藩主・秋月種茂(あきづきたねしげ)の実弟で、 種茂もまた高鍋藩史上の名君なのだそうです。
参拝日:2014年3月16日(日)
神門。
本殿
摂社・素盞鳴神社
スサノオはオオクニヌシの父ともいわれている神様。
摂社・足摩乳・手摩乳神社
アシナヅチとテナヅチの二神は、スサノオの妻、クシナダヒメの父母神。
末社・熊野神社
御祭神は早玉男命(はやたまのおのみこと)、事解男命(ことさかおのみこと)、菊理比売命(くくりひめのみこと)。 絶縁と縁結びの神様。社殿は旧本殿。
末社・稲荷神社
御祭神は宇加之御魂神(うかのみたまのかみ)。スサノオの御子神。五穀豊穣、商売繁盛の神様。
末社・愛宕神社
御祭神は火産霊神(ほむすびのかみ)、通称カグツヂ。防火の神。
イザナギとイザナミから生まれた火の神で、イザナミはこの神を産んだことで陰部に火傷を負い、亡くなってしまいます。
カグツヂは、悲しんだイザナギによって、生まれてすぐに殺されてしまいました。
神社独特の空気が漂う素敵な神社でした。 遠いところでしたが、参拝出来てよかったです。