長崎県壱岐市芦辺町に鎮座する興神社にお参りする

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「壱岐国一宮・天手長男神社」は、鎌倉時代の元寇でその場所がわからなくなってしまいました。 江戸時代に国学者・橘三喜(たちばな みつよし)によって、現在、天手長男神社のある場所と推定されましたが、近年の研究によれば、「興神社(こうじんじゃ)」こそ、かつての壱岐国一宮・天手長男神社であるという説が有力なのだそうです。

興神社の御祭神と由緒

御祭神は、主祭神が足仲彦尊、息長足姫尊。相殿神が、応神天皇、仁徳天皇、天手長男命、八意思兼神、住吉大神。

足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)とは14代仲哀天皇のこと。 息長足姫尊(おきながたらしひめ)とはその后、神功皇后のこと。 応神天皇は二人の子で、仁徳天皇は応神天皇の子。 天手長男命は、力の神。八意思兼神(オモイカネ)は、知恵の神さまで、木工・金工職人守護。 住吉大神は応神天皇の誕生を予言し、神功皇后の三韓征伐を守護した神。

宗像大社(福岡県)の「宗像大菩薩御縁起」によれば、神功皇后の三韓征伐(年代不詳)の際、 宗大臣(ムナカタの神)が、「御手長」という旗竿に忠臣・武内宿禰(たけうちのすくね)が持っていた紅白2本の旗をつけて振り、 敵を翻弄したという伝承があり、その旗竿が「天手長男神社」の名前の由来であるとのこと。

御祭神からしても、神社の名前の由来とのつながりがあって、こちらが壱岐国一宮という感じもしますね。。

参拝日:2014年12月21日(日)

境内入口

興神社

参道の鳥居。

興神社

社殿。

興神社

興神社

着いたのは10時前。朝は小雪がちらついていましたが、神社に着くころには、日も射してきました。 境内に入ると突然しびれるような感じ。自分に霊感はないと思いますが、何かパワーを感じました。 やはり、こちらが本当の一の宮かも・・。 せっかくなので御朱印もいただきたかったのですが、社務所は無人で、 連絡先なども書かれていなかったため、あきらめました。



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