壱岐には、南北17km・東西14kmの島のなかに150を超える数の神社があるのだそうです。 古くから朝鮮半島と九州を結ぶ海上交通の中継点であり、神さまと縁の深い場所であることは間違いありません。 いろいろ巡りたいところですが、帰りのフェリーの時間に遅れると困るので、 最後に一社、住吉神社をお参りすることにしました。
住吉神社の御祭神と由緒
御祭神は、底筒男神(そこつつのおのみこと)、中筒男神(なかつつのおのみこと)、表筒男神(うわつつのおのみこと)の住吉三神。
住吉三神は、イザナギが黄泉の国から戻る途中、「筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原」で禊をおこなったときに生まれ出た神。
応神天皇誕生を予言し、神功(じんぐう)皇后の三韓征伐を守護した神とされています。
海上交通の安全の神、漁業の神、貿易の神。
社殿によれば、神功(じんぐう)皇后が、三韓征伐を成し遂げた帰途、郷ノ浦に上陸し三神を祀ったのがはじまりで、その後、神託によって現在地に遷座したとのこと。日本最初の住吉神社ともいわれており、摂津の住吉大社、長門・筑前の住吉神社と並び「日本四大住吉」と称されるそうです。
神功皇后の三韓征伐は史実といわれていますが年代はわかっていません。いつ頃のことなのでしょうね。。
神社を巡っていると、日本の成り立ちについても考えさせられます。
参拝日:2014年12月21日(日)
境内入口。 鳥居は二の鳥居で、平戸藩初代藩主・松浦鎮信(しげのぶ)が建てたものだそうです。
御神木のクスノキ。
社殿。
本殿。