小谷城の次は彦根城の予定でしたが、翌日の天気予報が雨なのでこれを明日にし、 明日の予定にしていた山城の観音寺城と安土城を今日まわることにしました。
観音寺城【近江国】の歴史
繖山(きぬがさやま)の山上に築かれた城。南近江の守護六角氏の居城です。 築城年代は不明ですが、1335年頃には築かれていたと考えられています。
六角氏
六角氏の源流「佐々木氏」は、鎌倉以前より近江にあり、近江源氏と称された家系。
鎌倉時代「佐々木信綱」は、4人の息子に近江を分けて継がせ、
嫡流の三男・泰綱の家系が六角氏とよばれるようになりました。
室町時代になると、同族の京極氏と争い、応仁の乱後、戦国大名化。
定頼のとき(1518-1552)、近江一帯のほか、伊勢や伊賀にも進出して最盛期を迎えました。
しかし、その跡を継いだ義賢・義治親子の時代になると、1560年、北近江の浅井長政との野良田の戦いで大敗。
1563年、義治の重臣暗殺事件(観音寺騒動)から、家臣が離れ、大きく衰退。
1568年、上洛する織田軍に敗れて、城を放棄しました。
訪問記
本丸までのルートはいくつかありますが、観音正寺(かんのんしょうじ)の裏参道駐車場からの登城が一般的。
ここに車を止め、駐車場からお寺まで平坦な道を歩いて10分、お寺の本堂脇から山道を通り、本丸跡まで山登り10分のコースを選択しました。
他のコースはどれも大変で、途中で登城を断念する人も多いようです。
城名で検索しただけだと、違うコースに行ってしまうかもしれないので、
「五個荘観光センター」を目的地にして、駐車場を目指しました。
お寺の休憩所にある100名城スタンプを押してから、山道に入りました。
じきに本丸に到着しましたが、やぶ蚊がすごくて長居は無理。
ここで妻子は戻り、私だけ100名城スタンプの絵になっている平井丸虎口を見るため、
もう少し先まで歩きました。
平井丸に行く途中では蛇に遭遇し、思わず「うわぁ」と叫んでしまいました。
この城は、100名城のなかでも難所のようです。
スタンプは、安土城郭資料館にも置いてあるので、そこで押して登城はしない人もいるようですが、
その気持ちが少しわかりました。
お寺のほうは、西国三十二番札所になっていることもあり結構人が来ていましたが、
城跡のほうは、二組とすれ違っただけでした。
(11:20-12:30)
観音正寺
本丸
本丸裏虎口
平井丸
落合丸
2015夏・滋賀県100名城を巡る2泊3日家族旅行(1日目:小谷城・観音寺城・安土城)