100名城:沖縄県那覇市の首里城に行く

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100名城を訪ねて、とうとう一人で沖縄まで来てしまいました。これが自身沖縄初上陸。 はじめに新一の宮の「波上宮(なみのうえぐう)」を訪れてから、 移動時間30分で11:15に到着。現在は首里城公園として整備されています。

首里城の歴史

創建年代は不明。 琉球が北山、中山、南山の三国に分かれていた三山時代(1322年頃-1429年)には、 中山の城として用いられていました。

1429年、中山王の尚巴志(しょうはし)が三山を統一し、琉球王国が成立。 以後、約450年にわたり、首里城は王国の政治、外交、文化の中心として栄華を誇りました。

標高120-130mの石灰岩丘陵に立地。 曲線を描く城壁で取り囲まれ、その内部にいくつもの広場と信仰上の聖地を持つ、 沖縄の城(グスク)に共通する構造になっています。

内郭と外郭で構成され、内郭は、「御庭(うーなー)」を中心とした行政空間、 その南側の「京の内」という祭祀空間、東側の「御内原(おうちばら)」という居住空間からなり、 内郭の東側を包み込むように外郭がありました。

琉球王国は、一度だけ大きな政権交代がありました。 統一王朝が成立してから約40年後の1469年、沖縄本島の北西部に浮かぶ伊是名島(いぜなじま)の百姓出身で、 6代国王尚泰久に仕えた金丸(かなまる)が、7代尚徳の死後に起こったクーデターで政権を奪取。 尚円王と名乗りました。 以後、「第二尚氏王統」は初代尚円から19代尚泰(しょうたい)まで約400年続きます。 ただ、7代尚寧王の在位中、1609年に薩摩藩の島津氏の侵攻を受け、これに降伏。 それからの270年は、表向きは中国の支配下にありながら内実は薩摩と徳川幕府の従属国という微妙な立場でした。

1879年、明治政府が軍隊を派遣し、首里城から国王尚泰を追放。 沖縄県の設置を宣言し、琉球王国は滅亡しました。

訪問記

首里城公園の駐車場は満車で停められず、周辺のコインパーキングになんとか停めることができました。 公園のパンフレットにある一般コース(約1時間30分)の順路で見学。 城内はたくさんの観光客で溢れていましたが、そのほとんどは中国人でした。

建造物は1945年の沖縄戦ですべて破壊されてしまいました。 城壁と建物の基礎がわずかに残るだけだったところから、 現在も復元整備が続けられています。

守礼門

首里城の北西側、城郭の外側にある門。テレビで見たときより、実物はあっさりした印象。

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歓会門(かんかいもん)

城郭に入る第一の門。正門。門の両側にはシーサーの石像。

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瑞泉門(ずいせんもん)

第ニの門。ここから先が内郭になります。写真で右側のほうを覗き込んでる人は、手前にある湧水「龍樋」を見ている人たち。

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漏刻門(ろうこくもん)

第三の門。その先、写真右に見えるのが第四の門の広福門ですが工事中だったので写真は撮りませんでした。

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奉神門(ほうしんもん)

首里城正殿のある「御庭(うなー)」へ入る最後の門。3つある入口の内、中央は身分の高い人だけが通れたそうです。

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正殿と御庭

首里城で最も中心的な場所。正殿一階は国王が政治や儀式を行う場、二階は国王と親族、女官らが儀式を行う場でした。

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冊封儀式の模型

中国皇帝が周辺諸国に使者を派遣し、その国の王を任命する儀式の様子。 中国と琉球は宗主国と従属国との関係で、 王位継承者である世子(せいし)は、この儀式によって正式な琉球国王となりました。

ちなみに、朝鮮は、1895年に日清戦争後、日本が清に独立国と認めさせるまで、紀元前3世紀頃から中国の冊封国でした。 冊封は、もともと内政や外交に干渉するものではなく、精神的な主従関係を示すものだったそうで、 そういう意味では中国と朝鮮は今もお互いにその関係を続けているのかもしれません。

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淑順門(しゅくじゅんもん)

正殿の裏、居住空間のあった「御内原(おうちばら)」と外郭の間にある門。国王やその家族に仕える女官が使用したそうです。

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久慶門(きゅうけいもん)

外郭と外を仕切る門。歓会門に対する裏門。

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円覚寺

首里城の北、外郭を出たすぐのところ。1494年に創建された沖縄における臨済宗の総本山。第二尚氏王統歴代国王の菩提寺。

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ここまでの見学時間は一時間ちょっと。見逃したところもありますが、 人が多く疲れたので、次の「今帰仁城」へ移動することにしました。





 

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