100名城は自身76城目の八王子城に行ってきました。 先週函館旅行に行ったばかりなので、今週はゆっくり休もうかとも考えたのですが、 天気が良かったので近場に出かけることにしました。
八王子城の歴史
後北条氏3代目当主である北条氏康の三男、北条氏照が、豊臣秀吉との決戦に備えて、
天正12年-15年(1584-1587)頃に、標高446mの深沢山に築いた山城です。
天正18年(1590)6月23日、前田利家・上杉景勝の兵を中心とした秀吉軍が押し寄せました。
城主の氏照が小田原城に籠城中で不在の中、留守部隊は必死に防戦しましたが、わずか一日で落城してしまいました。
小田原城は、この知らせを聞いて、開城に踏み切ったと伝えられています。
城兵だけでなく、女子供など多くの人が犠牲になったといわれる八王子城攻め。
後の江戸幕府は祟りを恐れて、この土地を立入禁止の天領として幕末まで管理しました。
八王子城の遺構
八王子城は、駐車場のそばの管理棟から、左手に歩いて10分程度の山麓の居館地区と、右手に歩いて40分の山上の要害地区に大きく分かれています。 まずは居館地区から見学しました。
曳橋から御主殿
御主殿の礎石(復元)
御主殿の滝
本丸への登り口
管理棟まで戻って、要害地区に向かいます。本丸跡へはここから約40分の山登り。登り始めて5分で息が切れました。
9合目を過ぎたところで、ようやく眺望が開けました。うっすら新宿の高層ビル群も見えました。
本丸跡
八王子神社
スサノオの八柱の御子神を祀る神社。916年創建。北条氏照がここに城を築いた際、この神社から八王子城と名付けたことが、現在の八王子市の由来になっているそうです。