Windows10マシンにVMware PlayerをインストールしてWindows XP環境を構築する

きっかけは、古い「筆まめ」を使い続けたい

私が年賀状の宛名印刷に使っている住所録は、 13年前の2003年に購入した「筆まめ ver.14」ですが、このソフトの対応OSはWindowsXPまで。

マシンのOSがWindows7のときも、7に付属していた「XPモード」の機能を使ってぎりぎり使える状態でしたが、 先日、OSをWindows10にアップデートしたら「XPモード」がなくなり、筆まめを使うことができなくなってしまいました。

年末しか使う機会のない「筆まめ」。いまさら買い替えるのもくやしいです。 Windows10で「XPモード」の代替手段を調べたところ、 「VMware Player 6」というソフトを使い、その環境下に「WindowsXP」をインストールすれば、 同様のことができることがわかりました。

VMware とは

仮想環境構築ソフトといわれるもので、マシンのなかに複数のOSの環境を構築することが可能になります。 Windowsだけでなく、Linuxだったり、MacOSを動作させることもできるそう。 非商用の場合、無償で使用することができます。

「WindowsXP」は、前に自作パソコンを作ったときのものがあるはず..。なので、この手でいくことにしました。

「VMware Player 6」とWindowsXPのインストール

以下のサイトを参考に作業をしました。

VMware Player 6でWindows XP環境を残してみる
「VMware Workstation Player」における「VMware Tools」のインストール手順及び共有フォルダ機能の有効化について

「VMware Player 6」のインストールは順調でしたが、あるはずのXPのCDが見つかりません。 どうやら何かのときに捨ててしまったみたいです。

しかたなく、急遽、WindowsXPをネットで注文しました。 もうサポートも切れているOSをいまさら買いなおすなんて、、。 そこまでしないといけないくらいなら、 正直、筆まめを買いなおしたほうがよっぽど安上がりで使い勝手もよいのですが、乗り出した舟。 「仮想環境」がなんとなくカッコいいから、これでいいのです。

で、届いたXPを仮想環境にインストールしました。 筆まめのインストールを含め、トラブルなく完了しました。

WindowsXPにSP3を適用する

注文したXPは、HomeEditionのSP2。このままでも筆まめの動作に問題はありませんが、 XPの最終版はSP3なので、最新の状態まで更新しておくことにしました。

ところがこれがやっかいでした。もうsp3は、Microsoftのサイトからは入手できません。 ダウンロードできるサイトをなんとか探し出しました。 IEもデフォルトのバージョンは6ですが、最終の8まで上げておきました。 「Windows Update エージェント」をインストールした後、WindowsUpdateを実行して、最新に更新できました。

参考にしたのは以下のサイトです。

XP SP3 へのアップデートが出来ない場合の対処方法:2014年版
【お役立ち】【WinXP】WindowsXP ServicePack入手について

筆まめ ver.14もアップデートする

「筆まめ ver.14」にもアップデートプログラムがあったので適用しておきました。 10年以上前のソフトですが、こちらはまだ正式公開されていました。 今後のためにダウンロードしたプログラムは手元にとっておくことにします。

自分はやり忘れて作り直しましたが、差出人データの移行もできるようです。

アップデートプログラム一覧
住所録・文面・差出人・宛名レイアウトなどのデータの保存場所は?

VMware Player 6を使用した感想

メインPCでは、何のストレスもなく使うことができており、とても満足しています。

ThinkPad X201では

「XPモード」はWindows7 Professional版の機能だったので、 Home版のサブPC「ThinkPad X201」では使えませんでしたが、 「VMware Player」はHome版でも使えるということだったので、 こちらにもインストールし、WindowsXP環境を使えるようにしてみました。

ですが、こちらでは動作が重すぎで、使用に耐えられませんでした。 ある程度、マシンのパワーは必要みたいです。

メインPCとサブPC、CPUは、どちらもCorei5。ただし、サブPCのものはメインPCより1世代前のもの。 メモリーは、メインPCが4GB、サブPCは2GB。 元々性能的にサブPCのほうが劣ってはいますが、使っていてこれほどの差を感じたのは初めてでした。

次の課題は「ThinkPad X201」のメモリーの増設と、HDDのSSD換装かな。

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