第37回ソフトバンク株主総会に行く

12年連続の12回目の出席。 最初は株主総会そのものの物珍しさ、有名人見たさで行きはじめましたが、 今は純粋に孫さんの話を聞くのが楽しく、勉強になるので行くようにしています。 自分でも毎年毎年有休を取って良く行くなぁと思いますが、行くことができていることに感謝です。

今年は、昨年の総会で話が出た『SINGULARITY(技術的特異点)』に向けて2016年9月に買収した、 英国アーム社の話題が中心でした。

アーム社は、現在、スマートフォンなどの機器に組み込まれているチップの99%を設計している。 この先、IoTが広がっていくと、チップは、電気製品にとどまらず、靴やシャツ、哺乳瓶など、 生活のありとあらゆるもののなかに組み込まれるようになっていくが、 そのとき、アーム社は大変な貢献をすることになるだろう。
10年先にスマートフォンがどれだけ進化しているかを予測するのは、外部からでは難しいが、 アーム社では、今、10年先のスマートフォンのチップの設計が行われている。 この会社を買収したことによって、10年先の姿が予測できるようになったことは大きい。
将来、自分の人生を振り返るとき、アーム社の買収が最も意味のあるものだったと 言えるものになるかもしれない。
このように、孫社長から説明がありました。

また、つい先日買収した米国ボストン・ダイナミクス社で開発中のロボットも映像で紹介されました。 二足歩行で荷物を運ぶロボットなど。 人がわざとロボットが持っている荷物を横から落っことしたり、ロボットを転ばしたりしても、 ロボットは健気に自分で起き上がり、もう一度荷物を持ち上げるシーンは、かなり食いついて見てしまいました。

質疑応答の時間の株主も今年は話が上手な方が多かったです。 最初の質問の人が日本電産の永守社長を引っ張り出しましたが、 今年はユニクロの柳井社長の出番がなかったのはちょっと残念でした。 総会の後半、繰り返し「カッコイイ」とヤジを飛ばすおばさんがちょっと鬱陶しかったです。

今年の孫さんは風邪を引かれていて、途中何度も咳き込んで、お茶を飲むシーンがありました。 少々辛そうに見えましたが、「熱もあり頭もガンガンするが、 仕事で大きな目標が見えているときは風邪を引いていることも忘れてしまう。 24時間では時間が足りないくらい。日本が夜の時間は、海外に電話をして仕事をする」 などと話されていました。孫さんらしいです。

今年もとてもいい時間を過ごすことが出来ました。 今後も株主として微力ながら孫さんを応援していきます。

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