先日注文した「HUAWEI MediaPad T2 7.0 Pro」が昨晩届き、今日一日いろいろいじって一段落。
いまはなかなかいい買い物をしたと満足しています。
この端末を快適に使うためにはコツがいるという情報を事前に得ていましたが、確かにその通りと思いました。
事前に読んでいたのは、以下の2つの記事でした。
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HUAWEI MediaPad T2 7.0 Pro Root化
こまかい設定の調整をするためには、はじめに「端末を管理者権限で操作できるようにすること(root化)」が必要です。以下、わたしが行った手順です。
Bootloaderのアンロック
通常、Androidの端末は、電源ボタンを押すとはじめにBootloaderというものが動き、それに続いてOSがユーザーモード起動します。
Bootloaderは初期設定でロックされていますが、これをアンロックすると「OSを起動させないで内部ストレージを操作・参照すること」ができるようになります。こうして内部ストレージを操作することにより、OSに管理者権限をつけることが可能になります。
root化した端末はメーカーの保証からはずれてしまうこともあるそうです。
作業に失敗すると、最悪の場合、端末はただの金属の塊となることもあります(いわゆる文鎮化)。
すべて自己責任ですので、高いものだと躊躇しますが、この端末は2万円だったのでやってみることにしました。
PC側にAndroid SDKをインストール、端末側のUSBデバッグの有効化
事前の準備として、PCと端末をUSBで接続し、PCから端末の操作が行える環境をつくります。 以下のリンク記事を参考にしました。
【2017年5月更新】Android SDKのインストール方法 (SDK,ADVのGUI廃止版)
Huawei MediaPad M3、早速root化してみた(・∀・)
端末を起動し、設定から端末情報を表示してビルド番号を数回タップすると、設定の項目に「開発者向けオプション」が表示されるようになります。
このなかの「OEMロック解除を有効にする」と「USBデバッグ」をONにしたら、次はいよいよアンロックです。
HUAWEI端末の場合は、はじめにメーカーサイトで「アンロックコード」を取得します。
端末の電源を入れ、Bootloaderが起動した時に、PCからアンロックのコマンドと一緒に先で取得したアンロックコードを入力することで、
Bootloaderのロックがはずれます。同時に端末は「初期化」されてしまうので、使い込んだ端末では事前にバックアップが必要です。
HUAWEIサイトで端末の「アンロックコード」を取得
下のリンク記事を参考にしました。最初のidを登録するところで申請画面の国名の選択肢に日本がなく戸惑いましたが、 デフォルトの香港のままですすめて大丈夫でした。 アンロックコード申請に必要な端末のプロダクトIDは、電話で「*#*#1357946#*#*」を押すと出てきます。
HUAWEI P9 liteを買ったので色々してみた その1 Root化
BootloaderのUnlock
上のリンク記事の続きにあるように、PCと端末をUSBで接続し、コマンドプロンプトで先で取得したアンロックコードを入力して、lockをはずします。
TWRPの導入~SuperSUのインストール
OSを起動しない状態で、内部ストレージを操作するためのツールは、いくつかあるようですが、
TWRPというものがメジャーのようなので、それを利用します。
自分の端末にあったものが必要で、それを調べて、入手しなければなりません。
HUAWEI MediaPad T2 7.0 Proの場合、最初のリンク記事中の「T2 7.0にはtwrp-ple-701l-a504v2.imgというTWRPのイメージが使える」が肝。これをネットで検索して入手します。
TWRPの使い方は、以下のリンク記事がとてもわかりやすかったです。
わたしは標準リカバリ領域を上書きするのが怖かったので、TWRPはPCから使うことにしました。
【TWRP】Team Win Recovery Project(チームウィンリカバリプロジェクト:TWRP)の起動と操作・使用
TWRPより、標準ROMのバックアップ
この先問題があってもリカバリーできるように現状のバックアップを取ります。
ASUS ZenPad 8.0 (Z380KL)のroot化やカスタムROMの導入方法(ROM焼き)
TWRPより、SuperSUのインストール(標準ROMのroot化)
SuperSUは管理者権限を付与するモジュールです。以下のリンク記事を参考にしました。これで、root化完了です。
ASUS ZenPad 8.0 (Z380KL)のroot化やカスタムROMの導入方法(ROM焼き)
調整したこと
さて、これからが快適に使うための調整です。
全パーティションのバックアップ
調整に入る前に下のリンク記事を見てバックアップをとりました。 Android Debug Bridge(adb)で、コマンドをたくさん打って大変でした。
Titanium Backupをインストールし、不要アプリの削除
最初にやりたかったことは、通常ではアンインストールできない不要アプリの削除です。 Titanium Backupは、Google Playからダウンロードできますが、root化してはじめて使えるアプリです。 ただ、アプリの削除はできても、削除したものを元には戻せないようです。 不要アプリの選択は適当にやってしまいましたが、とりあえず今のところ問題なしです。
Huawei MediaPad M1 LTEの不要アプリを整理する
Titanium Backup:(要Root)アプリとアプリの設定やデータ、マーケットリンクまで簡単にバックアップと復元できる必須アプリ。
TWRPより、Xposedのインストール
root化したら入れるツールの定番ということで、入れてみました。 音量の調節を細かくできるようにするモジュールがよかったです。
様々な機能を簡単に追加できる「Xposed」の導入方法・使い方
apkファイルをAndroid端末(実機)にインストールする方法 VolumeSteps+ : Androidの各種音量のステップ数を増やしてさらに細かく調整できるようにするXposedモジュール画面のDPIを320に変更(root不要)
HUAWEI MediaPad T2 7.0 Proは、画面が大きいにもかかわらず、 Webなどを閲覧するときスマホモードで表示されるところがいまいちです。 画面のDPIを下げると直るようなので、修正しました。 ただし、下のリンク記事にもあるように、 これを行うとホーム画面の表示が崩れるなどの弊害もあり、 あわせて、ホームアプリをNovaランチャーに変更するなど対策をとりました。
Huawei MediaPad T2 7.0proを1ヶ月ちょっと使ったのでレビュー(使用編)
誤タッチ対策(root不要)
端末の操作をはじめてすぐ、スクロールのつもりで触るのがタッチと認識される現象が頻発しました。 使い始めるまで知らなかったのですが、調べてみるとHUAWEI MediaPad T2 7.0 Proでよく起こっているようです。 これは大問題ですね!使う気が失せてしまいます。 システム設定の「押し続ける時間」を普通にし、Touchscreen Repairというアプリを使って、今のところ解消しています。
CPUの調整、電源プランをパフォーマンスに変更、GPUレンダリングを使用するに変更など
端末をサクサク動かすための対応。適当にやりました。 root化なしでもできる電源プランの変更は、効果があるようです。 CPUの値の変更(要root化)も、半分適当にやりましたが、よさそうです。
まとめ
結果、思った以上に調子が良くなりました。今まで使っていたNexus7(2012)とは、見た目も動作もかなり違い、4年半という時間の経過を実感しました。 Nexus7(2012)は、Wi-Fiモデルで、SNSとネット閲覧ぐらいの使用でしたが、 今度はSIMカードも買って、もっといろいろ使ってみたくなりました。