スーツを着て仕事をするようになって20年。
以前からオーダースーツには興味がありましたが、
自分がスーツに対して払ってもいいと考えている金額より高額になってしまうのと、
自分が既製品の体型に割と合っていることもあり、これまでもっぱら量販店で済ませてきました。
今日、なんとなくネットで検索してみたら、いまは割と安価にオーダースーツが作れる店もあることがわかりました。
その中で、初回お試し19,800円でできる「オーダースーツSADA」に行ってきました。
以下その様子をレビューします。
オーダースーツ SADA
以前は大手の下請けをしていた創業90年の老舗。一時、倒産寸前に陥るも、
2012年から工場直販をはじめて反転攻勢し、現在急速に業績を拡大しているそうです。
安さの秘密は、自動設計、自動裁断などの機械化。創業者の曾孫で私と同世代の現社長がやり手のかたのようです。
主とする客層は、20-40代くらい。Webサイトは情報満載でした。
佐田(SADA)のオーダースーツは19,800円!|東京・大阪|
購入の手順
自分で採寸して、Webで注文することもできますが、
初回は店舗に行ってサイズを測ってもらったほうがよいと思います。
自分の家から近い店舗は、神田か東京でした。神田は今日(水曜)定休日だったので、東京駅のほうに行きました。
入店
東京駅八重洲口の店舗は駅の目の前です。ただ、雑居ビルの2階で目立たないので、最初前を通り過ぎてしまいました。
店に入ると、女性の店員さんに、目の前に並ぶ生地から好きなものを選んでと案内されました。
生地を選ぶ
初回お試し19,800円は初回5,000引きという意味で、
一番安い24,800の生地にオプションを何もつけないとその値段になるということでした。
接客はあえてあまりしないようにしているよう。
どのように選べばよいかわからず迷っていても、あまりアドバイスしてくれません。
一番値段が安いランクのものは種類が少なく、生地の柔らかさもいまいちだったので、
100%ウールの29,800円のものにしました。
ディテールを決める
生地を選んだあとは、ジャケットの前や袖のボタンの数とか、ズボンのタック、ボタン、裏地の色などを選んでいきます。
これも基本的にお好みでという感じで、あまり助言はしてくれません。
ボタンや裏地の色は、一般的には生地に近い色をおすすめするということだったので、その通りにしました。
採寸
胸囲や胴囲を測ったあと、ゲージ服というサンプルのなかから、体形に近いものを着用し、
そこからどこを何センチ詰めるという具合にやっていきます。
いわゆるパターンオーダーでした。
採寸では、「腕が長いですね、うらやましいです」といわれました。
そういえば私、腕、長かったです。うやらましいこともないですけど。
スーツの場合、ワイシャツを出すのであまり気にしませんが、ワイシャツを買うときは、ちょっと気にしています。
着心地的には、だいたい標準と細身の中間ぐらいにしてもらいました。
オプションを選び、会計
オプションとして、ズボンの折り目を消えにくくする加工と、股ずれ防止シックをつけて、
税込28,944円。納期は1か月後とのこと。
かかった時間は生地選びで長考したのも含めて、60分ぐらいだったと思います。
まとめ
果たして既製品との違いがどのくらい感じられるでしょうか。仕上がりがとても楽しみです。
値段は量販店で買うのとあまり変わらないので、同等以上ならこちらの方がよいです。
店員さんがもう少し最近のトレンドを教えてくれたり、アドバイスをしてくれればなおよかったです。
納期は、オーダーメイドだけあって、やはり少しかかるので、シーズン前に注文するのがベストですね。
追記(2017/12/24):スーツができました
以下の写真が作ったスーツです。いかがでしょうか。お店で試着したときから体に吸いつく感じがしました。 気に入ったのでまた頼もうと思います。