4月から電車通学をはじめる我が子のために、緊急連絡用の目的でスマホを購入しました。
我が家は「IIJmio」の格安SIMを使っているので、これからSIMカードを一枚追加する予定です。
電話代は私が支払うことになるので、あくまで「貸与」というかたちで渡すつもり。
子どものスマホをどうするかは、どこの親も悩む問題ですね。私がこれまでに行ったことをまとめてみました。
端末はHUAWEIの「P10 lite」
端末は、自分が昨年購入したHUAWEIのタブレット「MediaPad T2 7.0 Pro」がよかったので、同じメーカーの「P10 lite」にしました。
外観は「MediaPad T2 7.0 Pro」の小型版のような感じ。巷の評判もよい機種で迷いませんでした。
必要なアカウントを作成
まずはじめに、この先端末が変わってもずっと使っていくことになるであろうアカウントを用意します。
パスワードは私が管理します。
メールアドレスを作成
私は、ブログ用に借りているレンタルサーバーのサービス(さくらインターネット)で、独自ドメインのメールアカウントを作ることができます。
私もツマも今はここで作ったメールアドレスを使っており、同じように子どものメールアドレスを作りました。
メールアドレスはいくつかの選択肢を提示し、希望を聞いて作りました。
Microsoftのアカウントを作成
先に作った子どものメールアドレスを使って、Microsoftのアカウントを作りました。
普段、私とツマはSkypeで連絡を取り合っているので、そこに加えるためです。
Googleのアカウントは自分のサブアカウントで
Androidスマホなので、Googleのアカウントもないと不便です。
13歳以上でないとGoogleのアカウントは作成できないので、ここは自分のアカウントを使うことにしました。
ただ、現在自分が使っているアカウントだと連絡帳のほか、アプリの情報、
ブラウザの閲覧履歴や文字入力の履歴なども共有されたりするので、新規にサブアカウントを作りました。
端末の設定
アカウントの準備ができたら、端末の設定をしていきます。
WiFiの設定
とりあえずネットに接続しないとはじまらないので、自宅と実家のWiFiの設定をしました。
メールの設定
標準の「メールアプリ」にメールアカウントを設定しました。
連絡先の設定
標準の「連絡先アプリ」にGoogleアカウントを設定しました。 連絡帳はGoogleのアカウントを使って、パソコンなどでも共用できるようにします。ひとまず家族と祖父母を登録しました。
アプリのインストール
自分が普段使っているアプリで、子どもが使えそうなものをインストールしました。
- Nova Launcher(ホームアプリ)
- Skype(家族間の連絡用)
- OneNote(メモ帳)
- Onedrive(オンラインストレージ)
- Microsoft 翻訳(翻訳)
- VLC(メディアプレイヤー)
- ファイルマネージャー+(ファイルエクスプローラ)
フィルタリング
知らなかったのですが、スマホの利用者が18歳未満の場合は「青少年インターネット環境整備法」という法律で
フィルタリングサービスの適用が義務付けられているそうです。
私が利用している「IIJmio」では、フィルタリングサービスとして「i-フィルター for マルチデバイス」がモバイルオプションとして提供されており、
3年以上の長期利用者には「長得」の一つとして、無料で使えることがわかりました。
調べてみたら、我が家はIIJmioを使い始めて3年3か月。丁度いいのでこれを利用することにしました。
「i-フィルター for マルチデバイス」のインストール
IIJmioのモバイルオプションとしてのこのアプリは、インストールをGooglePlayからではなく、
指定のリンク先からapkファイルをダウンロードして行う必要があり、少し戸惑いました。
アストロBataというファイルエクスプローラをGooglePlayからインストールし、
このアプリでダウンロードしたapkファイルを開くことで、インストールができました。
「i-フィルター for マルチデバイス」のおもな機能は、Web上の有害サイトのフィルタリングと、起動可能なアプリの制限です。
基本的に他の端末(PCなど)のブラウザから設定を行います。操作はさほど難しくありません。
i-フィルター for Android
Webのフィルタ機能の不満点
ひとつ注意したいのは、Web上の有害サイトの表示を制限できるのは、ブラウザのアプリとして「i-フィルター for マルチデバイス」を使った場合のみという点。Cromeなど他のブラウザでWebを表示した場合は、全くフィルタがかからないので、アプリ制限の機能で他のブラウザの使用を禁止しないと意味がないのです。
ただ、ブラウザを「i-フィルター for マルチデバイス」にすると、Googleの検索アプリや音声検索アプリで検索した結果が、
ブラウザに表示できなくなりました。検索がブラウザからしかできないのは少々不便に感じます。
またブラウザ自体も、戻るボタンがないなど若干使いづらいのですが、
Webサイトのフィルタリングは一番重視したいところなので、子どもには我慢してもらうことにします。
そしてフィルタリングの機能にも少し不満があります。yahooなどのニュース記事の間に表示される広告にもあまりよろしくないものがありますが、これが消せません。他のブラウザアプリのなかには広告を非表示にするものもありますが、それを使うとフィルタリングが効かなくなります。
そもそもインターネットは思い通りにいかないものなので、仕方ないのかも。
絶対に悪いものを見せないようにしたいなら、ブラウザ自体を使えないようにしないとだめでしょうね。
「i-フィルター for マルチデバイス」には、利用時間を制限したり、アンインストールされないようにする設定もありますが、
このあたりは、我が家ではスマホを貸しっぱなしにするつもりはないので、あまり厳格にしない方針です。
SIMカードに音声通話機能は必要か?
IIJmioでSIMカード一枚追加する場合、データ通信だけなら900円/月のアップですが、これに音声通話機能をつけるとそれに700円プラスとなり、
結構月額料金が変わってきます。格安SIMはどこも大体同じと思われます。
音声通話機能がないと、電話はSkypeやLINEなどでしかできず、110番や119番通報はできません。
ネット上では、子どもならLINEで十分という意見と、緊急連絡用に持たせるのだからこそ必要という意見がありましたが、前者のが多い感じでした。
我が家の場合、祖父母がみんなガラケーでSkypeもLINEも使っていないため少し迷いましたが、そこはIP電話を使うことでカバーすることにして、
音声通話機能はつけないことにしました。(これから手続きします)
まとめ
上記までの設定を終えた後、Skypeやメールの操作を教えて、やりとりの練習をしました。
その後は勝手に適当な言葉を入れて検索していました。
自分もやることがないとなんとなく暇つぶしにスマホをいじりますが、忙しければそんなこともありません。
パソコンはいろいろ自分で作り出すことができますが、スマホは受け身なツールのイメージ。
これからいろいろ新しいことがはじまり、スマホよりも面白いことがたくさんあると思うので、そちらに集中してほしいと思っています。