GPSロガー HOLUX「m-241」を再購入する

2019年10月追記:HOLUX社倒産のため、m-241は使えなくなってしまいました。 以下は過去記事ということでご了承ください。

GPSロガーとは、GPSで自分の現在地を測定し、その履歴を記録する機器のことです。

GPSロガーは旅の必需品

旅行に出かけたときに記録して、帰ってからその軌跡を地図上で確認すれば、 「こんなところを歩いたのか」とふりかえることができます。

以下は富士登山(2016/08/14-15)のログ。富士宮口から登り、プリンスルートを通って下山しました。細かくて見づらいですが、右のグラフの高度(青い線)の一番高いところが4000m近くになっているのが富士山ならではです。

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また、録ってきた履歴は、時刻をキーにして写真のデータと紐づけることも可能です。 旅先においてデジカメで撮った写真と紐づければ、後で写真を見たとき、 どこで撮ったものかが地図で確認できるようになるのです。

以下はアラスカ旅行(2010/07/12)の写真。右上の地図でその場所がわかります。

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このようにして、GPSロガーは、私にとって旅を旅から帰った後にも楽しむための道具です。旅行には必ず持っていくもののひとつなのですが、ここ何回か出かけたときに記録が取れておらず、後でがっかりすることが続きました。どうやら壊れてしまったようです(私が使っているものは、壊れたときにそうした症状になることが多いよう)。 アマゾンの過去の注文履歴を確認してみたら、注文日は2010年3月27日でした。 もう8年も使ったから仕方ないのかな。それにしても、最近よくモノが壊れます。。

ならば、GWの出かけるシーズンなので早くなんとかしないといけません。今どきは、スマホでGPSのログを記録するアプリを使えば同じことができるようですが、 失敗したくないものなので、また専用の機器を買うことにしました。 そして、今使っているものにそれほど不満はなく、他のものを探すのも面倒だったので、 同じものを再び購入することにしました。以下に少しだけ、製品のレビューをします。

HOLUX「m-241」

台湾メーカーの製品です。私が最初に買ったのが2010年ですから、もうだいぶ前から発売されていますね。大きさやかたちはちょうどカメラのフィルムケースといった感じです。若い人にはわからないですかね?

m-241の特徴は、良い点は、GPSの精度が高いこと、単三電池で動くこと、電池一本で12時間ぐらい稼働すること。 いまいちな点は、電源を入れてからGPSの捕捉までに時間が掛かる(ダメなときは10分位)こと。 私は単三電池はエネループを用意し、バッテリーがなくなる前に入れ替えています。捕捉の遅さは、私の使い方の場合、出かけるときに電源を入れておけば、大概困ることはありません。

2010年に購入したときは、ドライバーやソフトが入ったCDが付属していましたが、今回は本体のほかは、電池1本、USBケーブル、ストラップとクイックガイドという紙が入っているだけでした。マニュアルなど必要なものはメーカーのサイトからダウンロードして、となっていました。

HOLUX: Download Center

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ファームウェアのバージョンアップ

機器のファームウェアのバージョンが1.00だったので、 まずはメーカーの製品サイトから最新の1.13を取得し、バージョンアップを行いました。結果、それまで日本語表示だった液晶画面が、日本語でなくなってしまいましたが、 これまで使っていたものも日本語表示ではなく、特にそれで支障はなかったので、よいこととします。

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ログの記録

ログの記録は、初期設定のままでも、電源をONしてENTERボタンを押せばできますが、 これまで何度かENTERボタンを押し忘れて、ログが録れていなかったことがありました。

「設定(Setting)」で、ENTERボタンを押さなくても電源をONしただけで記録を始める方法も選択できたので、今回はそれに変えることにしました。

ログの取り込み

HOLUX ezTour for Loggerという専用のパソコンソフトを使って、記録したログを取り込みます。 操作は特別難しいことはありません。 m-241とパソコンとはUSBで接続。Bluetoothでもできるようですが、 USBで十分なので試したことがありません。

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取り込みが完了すれば、先の富士山の軌跡のように、アプリ上の地図でログを確認することができます。 そして、ここからログをGoogleマップに取り込める形式で出力して軌跡をブログで公開したり、 写真とマッチングできる形式で取得して写真に埋め込んでいきます。

以下は、北海道旅行(2017/08/27-29)の軌跡をGoogleマップに取り込みWebで公開したものです。

Bluetoothでスマホと連動

普段の使い方は以上ですが、せっかくBluetoothがあるので、タブレット(HUAWEI:MediaPad T2 Pro)と連動させてみました。スマホのGPSを使わずに、m-241で取得したGPS情報をスマホの地図アプリ上に表示させます。

連携は「BluetoothGPS」というアプリを使い、「地図ロイド」やGoogleの「マップ」といったアプリ上で、 位置情報を表示できました。

また、ログの取り込みも、パソコンの専用ソフトを使わずとも、「AndroidMTK」というアプリを使えば、スマホで行うことも可能でした。

以下のサイトを参考にしました。
GPSロガーM-241とAndroid(Nexus7)の連携
HOLUX M-241とスマホ

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