続100名城:埼玉県比企郡嵐山町の菅谷館に行く

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今日は嵐山町の菅谷館(すがややかた)と杉山城に行ってきました。 嵐山といえばこれまで関越道の嵐山PAぐらいしか思い浮かびませんでしたが、 たくさんの城跡が状態良く残されている場所ということがわかりました。菅谷館からレポートします。

スタンプは三ノ郭にある埼玉県立嵐山史跡の博物館で

三ノ郭は広く、その一部が駐車場と博物館になっています。スタンプは博物館の受付で押しました。 城跡のガイドマップも置いてあるので、先に立ち寄るのがおすすめです。 博物館を見学しなくてもスタンプは押せますが、入館料も100円と安かったので中も見てきました (JAF会員は60円だそうです)。 発掘調査で出土したお皿などがきれいに展示されていて、 コンパクトながら値段の割に充実している印象でした。

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菅谷館は土塁と堀に囲まれた郭が印象的な城でした

菅谷館は本郭、二ノ郭、南郭、三ノ郭、西ノ郭で構成されており、各郭は高い土塁と深い堀に囲まれています。 100名城でいろいろ城を見てきましたが、これほど綺麗に土塁と堀が残っている城跡も珍しいです。

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鎌倉時代に作られた歴史書「吾妻鏡」により、鎌倉幕府創業の功臣、畠山重忠の居館と伝えられていますが、 現在ある遺構の中にそれを明確に示すものは見つかっていません。 その後、戦国時代の初期にこの地域で繰り広げられていた山内上杉氏と扇谷上杉氏の争いのなかで、 山内上杉氏の手で再整備されたと考えられています。 後北条氏の関東進出後は、後北条氏の拠点となったという説もありますが、 詳細は不明だそうです。

私の100名城の楽しみ方は、遺構そのものをじっくり見るより、 そこで起こった歴史を知り、思いをはせることなので、 歴史がはっきりしないのは残念なのですが、 この城に関しては、それに勝るほど状態のよい遺構が見られて、とても満足しました。

博物館も含めて滞在時間は90分ほどでした。

三ノ郭

博物館を裏手口から出たところ。建物跡が発掘調査で見つかった柱穴を元に復元されています。

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蔀土塁(しとみどるい)

西ノ郭のほうから三の郭が見えないようにするための土塁。古墳を利用している可能性があるとのこと。

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二ノ郭

奥にみえる土塁が大きな郭を囲っています。

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本郭との間の空堀。この辺りはマイナスイオンが出ている感じでした。

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畠山重忠像

三の郭に近い土塁の上に建てられています。

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南郭

二ノ郭の隣、一段下がったところにある郭です。

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本郭

広い郭ですが周りをしっかり土塁が囲っています。

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出枡形土塁と土橋

草に覆われて見にくいですが真ん中に土橋があります。ここを通って左側の二ノ郭から右側の本郭に入っていきます。

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西ノ郭

三ノ郭の隣にあり、後で追加された郭と考えられています。

復元木橋

三ノ郭と西ノ郭をつなぐ橋です。右側が西ノ郭です。

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