菅谷館(すがややかた)に続いて杉山城を訪れました。
関東戦国期城郭の最高傑作の一つといわれているお城です。
スタンプは嵐山町役場で
少し町からはずれた場所に立派な役場が建っていてびっくりしました。 8:30-17:15まで、通年開いているようです。 入口を入ってすぐのところにスタンプ台があり、 一緒に城までの案内図とガイドマップが置かれていました。
城への入口がわからず迷いました
城跡の隣にある玉ノ岡中学校の体育館前が臨時の駐車場になっているとあり、
中学校に入って車を停めたのですが、そこからどう城に行っていいかがわかりませんでした。
おなじように迷っていたご夫婦らしき二人連れと一緒に周辺を20分ほどウロウロ。
結局自分たちではわからず、中学校の生徒に尋ねました。
「体育館の脇を通り、百葉箱のある裏庭にまわると、フェンスの一部が開いているところがあり、
そこから行ける」と教えてくれました。
ちょっとわかりにくいです。ようやく大手口前の出郭にたどり着きました。
杉山城は「築城の教科書」と呼ばれるのも納得の尾根上に郭が整然と並ぶお城でした
土塁や堀が無傷の状態で残る杉山城ですが、築城年代や城主などについては謎の多い城でした。
堀や土塁の特徴から、長らく後北条氏の城とされてきましたが、
平成14年から18年にかけての発掘調査の結果、
現在は山内上杉氏が扇谷上杉氏に対抗するために築城したという説が有力だそうです。
後北条氏が進出する以前の関東地方は、関東管領山内上杉氏と同族の扇谷上杉氏、
古河公方足利氏による三つ巴の抗争が繰り広げられていました。
隣の中学校の生徒をはじめ地元のボランティアの人たちによって、
美しい環境が保たれているそうです。
ひととり全体を見てまわって、滞在時間は1時間15分ぐらいでした。
大手と出郭
井戸跡
南三の郭
切岸と連続する折れ
南三の郭から南二の郭への食い違い虎口
外郭の切岸
東二の郭と東三の郭
本郭より。手前が東二の郭で奥が東三の郭。
井戸郭
本郭の井戸郭口から見たところ。
本郭
城跡碑。
鉄塔の左に日光男体山が見えるらしいですが、見えているのかよくわかりませんでした。
本郭東虎口
本郭の土塁上から北虎口を見下ろしたところ
左に本郭。本郭に入ってくる敵を横から矢を放ち攻撃できるようになっています。
北二の郭
北三の郭