「日本の夕陽百選」に選ばれている萩の笠山で夕陽を撮る

17:00過ぎに津和野から、昨日より宿泊している萩に戻ってきました。少し早めに戻ってきたのは夕陽の写真が撮れたらいいなと思ったからです。

泊っている「萩観光ホテル」は、萩の中心部から5kmくらい離れた「笠山」(標高112m)の中腹にあり、そこから1kmほどの頂上からの夕景は「日本の夕陽百選」に選ばれているとのこと。頂上までは車で行けて、展望台も用意されています。 昨晩、宿の部屋に置いてあった新聞の切り抜き記事で知りました。

もともと萩に来たのは萩城を見るためで、宿はネットの旅行サイトて適当に選んだだけ。 笠山は、ここに泊まらなければ行ってみようとも思わなかった場所。これも何かの縁でしょうか。角島で日の出を撮ってきたので、ここで夕陽を撮れば一日のうちに日の出と日の入りの両方を撮ったことになります。凄くないですか?ちょっと気分が上がりました。

萩反射炉

日の入りまでまだ少し時間があったので、その前に萩反射炉に立ち寄りました。 昨晩から萩に来ていますが、今日は山口に行ったり津和野に行ったりしていたので、 初の萩観光です。

萩反射炉は、萩藩が安政3年(1856年)に西洋式の鉄製大砲鋳造を目指して建設した炉。 試作的に築いたもので、本式には築造されなかったそう。 世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産のひとつになっています。

萩反射炉

反射炉前の駐車場には、セブンイレブンがあります。 素泊まりで宿をとったところその周辺には飲食店が全くなく、 このコンビニには、旅行中に朝晩の食料を調達しに何度も立ち寄りました。

笠山

笠山の山頂には17:20に着きました。

萩笠山

萩笠山

「笠山」は世界最小の火山ともいわれており、山頂のすぐそばには直径30m、深さ30mの小さな噴火口があります。噴火口を間近に見られるのも珍しいそうです。ちょっとだけのぞいてきました。

萩六島

その後は展望台で、ゆっくりと時間が流れるのを待ちました。若いカップルや外国人の方など、他に見に来ている人が何人いました。
萩六島とよばれる平らな島々が、綺麗に見えました。(左から相島、羽島、尾島、肥島)

萩笠山

太陽の下の島が鯖島。目の前の島は九島。左側手前の見切れているこんもりした山が萩城の指月山です。

萩笠山

萩笠山

萩笠山

萩笠山

萩笠山

贅沢な時間を過ごせました~。

私のとなりには、西洋人のご夫婦らしき方がいました。 その様子からこの景色にきっと満足されたことと思いますが、 日本に来てこんなところの夕陽を見に来られるなんて渋すぎ。

下の写真は日没後、萩中心部の方向。 明日はそちらのほうを観光しようと思っています。

萩笠山





萩本陣の奥萩展望台から萩の夜景も撮る

と、これで終わりにしても良かったのですが、夕陽を見たら、夜景も見たくなってきました。今日は早朝から大分動き回っておりもうくたびれていますけど、明日は帰る日なのでチャンスは今日しかありません。もう少し頑張ることにしました。 目指した場所は、萩本陣というホテルの「奥萩展望台」。

明神池

その前に笠山の麓の明神池に立ち寄りました。 溶解岩の隙間から海水が入り込む湖で、ボラやイシダイが泳ぐ珍しい池として天然記念物になっているそうです。 萩観光を少しでもしたくて寄って見たのですが、もう暗くてよくわかりませんでした。

萩・明神池

萩本陣・奥萩展望台

東萩の松陰神社そばのホテル「萩本陣」は、標高172mの吾妻山中腹にあり、宿泊客でなくても温泉や山上の展望台が利用できます。 その展望台は足湯に浸かりながら萩の町並みが見られるユニークなスポット、と事前に調べていました。

展望台まではホテルから専用の送迎バスが30分間隔で動いており、19:00のバスで展望台に向かいました。 日曜の夜なので利用者は多くないとは思っていましたが、バスに乗ったのは自分一人、着いた先の展望台にも人はいませんでした。 貸し切り状態で、誰にも気を遣うことなく写真が撮れました。

奥萩展望台

送迎バスが出る時間は19:20。運転手さんがそれまでバスの傍で待っていましたが、 次のバスで帰ると伝えるとバスはホテルに帰り、展望台にいるのは完全に自分一人だけになりました。

できればもう少し暗くなりすぎない時間に来られたらよかったですかね。。 さすがに寒くなり、写真は10分くらいで、後はずっと足湯で温まっていました。

奥萩展望台

戻ってきたバスにも乗客はいませんでした。19:50の出発まで、足湯につかりながら運転手さんと「夜景が綺麗と聞いて東京から来ました」などと話をしてました。

帰った後、次の便では展望台に上がる人がいるようでしたので、本当にちょうどよいタイミングで訪れることができました。
今日は日の出を拝めたときからツキを感じた一日でした。

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