六義園でセット券を購入したので、旧古河庭園(東京都北区西ヶ原)もはしごしました。
旧古河庭園は、大正時代に古河財閥3代目の古河虎之助が本宅として整備したもの。
武蔵野台地の南斜面という地形を活かし、大正6(1917)年、高台に邸宅と洋風庭園が竣工。
大正8(1919)年、連続する低地に池泉を中心とした和風庭園が竣工し、現在の形になりました。
虎之助がここで生活していたのは10年足らずの間で、その後は古河財閥の迎賓館として利用されました。
戦後、国有財産となり、昭和31年、庭園部分を東京都が国から無償で借り受け、旧古河庭園として一般公開。
邸宅は長らく閉鎖されていましたが、大谷美術館が昭和58~63年に修復工事を行い、平成元年から一般公開されています。
古河財閥は足尾銅山で大きくなった財閥で、現在の古河グループには、古河機械金属・古河電工・富士電機・富士通・横浜ゴムなどがあります。
大谷美術館は「ホテルニューオータニ」の大谷さんの事業。
旧古河庭園は初訪問。
紅葉は六義園よりこちらのほうが進んでいてよかったです。
訪問日:2019年11月30日(土)
洋風と和風の庭園が一遍に見られるなんて、おもしろいですね。
洋館と洋風庭園は鹿鳴館などを手掛けた英国人コンドルによる設計。
旧古河庭園は春と秋のバラが有名。 バラは、時期的にそろそろ終わりのタイミングでしたが、個別にはまだ綺麗なものもありました。
洋風庭園からの紅葉。ツツジは洋風庭園と和風庭園の緩衝地帯に植えられています。
洋館と紅葉
和風庭園は、京都の平安神宮を作庭した庭師、小川治兵衛の作。
心字池
茶室
津軽三味線の小山兄弟の演奏を聴きました。和楽器もカッコイイですね。