令和の大嘗祭の舞台「大嘗宮」の一般公開に行きました - takerokero blog

令和の大嘗祭の舞台「大嘗宮」の一般公開に行きました

宮中では、毎年11月に国家の安寧や五穀豊穣を祈る「新嘗祭(にいなめさい)」という祭祀が行われています。 大嘗祭は、天皇が即位して初めて行われる新嘗祭で、皇位継承に伴う一世に一度の重要な儀式として大がかりに行われます。
今年は大嘗祭の年。その中心的な儀式である「大嘗宮の儀」は11月14日から15日にかけて行われました。

大嘗宮は「大嘗宮の儀」を行うための施設で、皇居東御苑(江戸城本丸跡)に約3ヶ月かけて建てられました。 ちなみに建設費は9億5700万円だそうです。大嘗祭が終わると取り壊されますが、12月8日まで一般公開されています。

宮内庁ホームページに記載の案内図はこちら

今日の午前中にたまたま私用があり、一日有休をとったので私用を済ませた後に見に行ってきました。

平日で空いているかと思ったら大間違い。大混雑の中、見終わったときにはへとへとでした。 でも、一生のうちに何度も見られるものではないので、機会に感謝です。

訪問日:2019年12月4日(水)

手荷物検査とボディチェックの後、坂下門から皇居に入ります。 行列が凄そうに見えますが、このときはまだ心も体も余裕がありました。

大嘗宮

坂下門の内側は、9月に皇居の一般参観で入ったので、まだ記憶が新しいところ。
大嘗宮の一般公開は11月21日から始まっていますが、30日からは毎年恒例「秋の皇居乾通り一般公開」も同時開催。乾通り経由で大嘗宮の見学ができる順路も用意されており、そちらを通ることにしました。

宮内庁ホームページに記載の参拝経路はこちら

大嘗宮

西桔橋門(にしはねばしもん)跡

乾通りは、過去に2度来ている(2014年秋と2016年春)ので、さらっと通過。 ただそのときはまっすぐ乾門を抜けているので、西桔橋門を通るのは今日がはじめて。 一般公開のときにしか見られないレアな景色をじっくり楽しみました。

大嘗宮

西桔橋から北方向。乾濠。

大嘗宮

西桔橋から南方向。蓮池壕と富士見多聞櫓。

大嘗宮

西桔橋。

大嘗宮

西桔橋門をくぐり、「狐坂」を上って振り返ったところ。

大嘗宮

大嘗宮

いよいよここからが今日の本題です。皇居東御苑(江戸城本丸)の狐坂を登った先に、大嘗宮の後ろ姿が現れました。ちなみにこの写真に写っているのは、大嘗宮をだいたい見終えた人たちです。 大嘗宮の正面を見るためには、この先にある大行列に並ばないといけません。

大嘗宮

突然の大渋滞に面喰いましたが、その行列に並んだところからのほうが、大嘗宮の全体はよくわかりました。 大嘗宮の建物は左右対称に配置されていて、右側(東)にみえる大きな三角屋根の建物を「悠紀殿(ゆきでん)」、 木の陰の左側(西)の建物を「主基殿(すきでん)」といいます。この二つが主要な建物で、天皇はこの二か所で同じ祭祀を行います。

大嘗宮

木の陰だった「主基殿(すきでん)」が見えました。それにしてもすごい人です。

大嘗宮

ゆっくり進みながら、近づいてきましたよ。

大嘗宮

行列に並び始めて約70分。坂下門前からは120分。ようやく正面に着きました。ここからは列がなくなり自由行動。 ただし、真正面は大混雑。最前列に行くためには右端から並び、 一枚写真を撮ってすぐ横にずれていく感じで移動します。

大嘗宮

右端から広角で一枚。 中央やや左の建物は、楽師が歌を奏した「風俗歌国栖古風幄(ふぞくうたくずのいにしえぶりのあく)」。 右の建物は、男性皇族が使う「小忌幄舎(おみのあくしゃ)」。

大嘗宮

少し左に移動。中央の建物は、各神門を照らす庭火を焚いた「庭燎舎(ていりょうしゃ)」。 右の「風俗歌国栖古風幄」の後ろには、祭祀の間、皇后が控える「帳殿(ちょうでん)」が見えます。

大嘗宮

ここが正面。大混雑の中、必死で撮った一枚です。中央には南神門。 神門は東西南北と中央に合わせて5つあるそうです。 南神門の奥に見えるのは、女性皇族が使う「殿外小忌幄舎(でんがいおみのあくしゃ)」。 神門の手前、両側の建物は「衛門幄(えもんあく)」。その後ろに同様に両側にある建物は「威儀幄(いぎあく)」。それぞれ、武官の装束を着た物が着座した場所だそうです。

大嘗宮

さらに左にずれて、主基殿(すきでん)側の建物群。

大嘗宮

左端から望遠で。正面はこれくらいにしておきましょう。

大嘗宮

西面に移動しました。ここからはもう混雑はありません。 西神門の後ろには、儀式中に天皇が行き来された「雨儀御廊下(うぎおろうか)」が見えました。 右手前の建物は、神饌を調理する「膳屋(かしわや)」。

大嘗宮

少し左に移動。中央手前の2つの建物は、正面にもあった庭燎舎と衛門幄。これらは東西南北にあるようです。 中央柴垣の後ろの建物は、各都道府県の特産品を供えた「庭積帳殿(にわつみのちょうでん)」。 左の主基殿(すきでん)の手前の建物は、楽師が奏楽を行った「楽舎」です。

大嘗宮

最初に見た大嘗宮後方のところに来ました。

大嘗宮

左の建物は一番北にある「廻立殿(かいりゅうでん)」。祭祀に先立ち、天皇が沐浴を行う場。 手前に主基殿(すきでん)、奥に悠紀殿(ゆきでん)と主要な建物が見えます。

大嘗宮

北神門も見えますね。

大嘗宮

後方(北面)から。

大嘗宮

東側の悠紀殿(ゆきでん)のほうは、立入禁止でまわれませんでした。 見られるところはだいたい全部見たはず。

大嘗宮

平川門

帰りは、9月に江戸城散策をしたときに通らなかった平川門から退出しました。 濠に浮かぶ感じの門で、なかなか素敵。もう少し人の少ないときに写真を撮りたいです。

こちらは、平川門の手前、二の丸と三の丸の間の「下梅林門」。江戸城らしい立派な門でした。

下梅林門

下梅林門を三の丸側から。右の濠は平川濠、左は見えていませんが天神濠があります。

下梅林門

平川濠。奥は下梅林門。

下梅林門

平川門(櫓門)を内側から。

下梅林門

平川門(櫓門)を外側から。

下梅林門

平川門(高麗門)。

下梅林門

平川橋の上から清水濠。

下梅林門

東京駅に戻りました。

下梅林門

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