我が家のメインPCは、この一年間、半年ごとのWindowsアップデートをしないまま、バージョンは1809のままになっていました。
その理由は、バージョンアップした途端に、PCの動作が使用に耐えられないほど重くなってしまったから。
Windows10は一度バージョンアップしても暫くの間は簡単に前のバージョンに戻せる仕様になっており、
1903、1909と新バージョンが出るたび、アップデートしてみては元に戻すことを繰り返していました。
PCは2011年購入の古いものですが、それより前に購入したサブPC(インストールしているソフトはほぼ同じ)は、バージョンアップしても問題なく動作しているので、パワー不足はないはず。
このたび、もう諦め続けてもいられないと再挑戦。試行錯誤した結果、なんとか解決することができたので、顛末を備忘録として残すことにしました。
原因は「Antimalware Service Executable」の暴走
「Windows10 アップデート 動作重い」などでググると、色々な原因とその解決方法を教えてくれる記事がたくさん出てきます。そのなかで自分の状況に合うものを探します。
私の場合、「タスクマネージャー」で負荷がかかっている処理を確認したところ、
「Antimalware Service Executable」なるものが、CPUをたくさん消費していました。
悪いのはこれのようです。
この「Antimalware Service Executable」、なんか見覚えがありました。
実は、昨年7月にも急にPCが重くなったことがあったのです。
このときこれが原因で、以下のサイトを参考に「Antimalware Service Executable」の無効化で解決したのでした。
「Antimalware Service Executable」でパソコンが重い...無効化は可能?
レジストリの値はそのときのままなので、今は無効化しているのに暴走している状態。。
すばりこの状況の情報はネットになく、先のサイトの他の対処方法をやってみても効果なし。
その間もPCの動作は激重。少しはマシになるかと思い作業中に何度もマシンの再起動をするのですが、
その操作もなかなか進みません。いやー参った。
Firefoxが影響?
格闘するうちに、激重には何か法則があるような気がしてきました。
私は日頃ブラウザにFirefoxを使っており、この件の情報収集する際にも利用していたのですが、
このブラウザを立ち上げたときに暴走がはじまるのではないかと。その後はブラウザを閉じても暴走し続けます。
ただ、FirefoxはサブPCでも使っていますが、こちらはそんなことありません。
思い当たる違いは、メインPCのほうはFirefoxでもESR版を使用していること。
ESR版とはセキュリティの更新のみ続けている延長サポート版。
通常版でサポートされなくなった機能を使い続けたいがため、
かつてESR版を導入したのですが、今はその必要もなくなり、惰性で使っていました。
裏はとれていませんが、もう何でもやってみないと仕方がない状況。
ESR版をアンインストールして通常版をインストールしたところ、
暴走は収まり、激重の状態はあっさり解消されました。
でもまだ半信半疑。本当にこれが原因だったのでしょうか。。
その後、Chromeのブラウザでも「Antimalware Service Executable」の暴走が起こり、再インストールで解決したと書いてる記事を見つけました。真偽はわかりませんが、何かミドルウェア的なソフトで暴走スイッチを押してしまうものがあるのかもしれません。どうであれ、悪いのは暴走する「Antimalware Service Executable」のほうだと思いますが。
Antimalware Service Executableの有効化→無効化で解消
暴走が収まった翌日、「Antimalware Service Executableの無効化」は効いていないからと、
レジストリの設定を有効に戻したところ、再発。もう一度設定を無効化にすると、暴走は止まりました。
これで解決とします。。
もしかしたら、Windowsアップデート後すぐにレジストリの設定をオンオフをしていたら、
それだけで問題は解決していたかもしれないなぁと思ったり。わかりませんが。
それにしても、解決方法が「Antimalware Service Executableを使わない」というのはちょっと切ない感じ。この暴走現象は、万人が遭遇していることではないようですが、困っている人は一定数いるようです。
これでパソコン買い換えなんてことになったら、大変な出費ですよね。
マイクロソフトファンの一人として、マイクロソフトさんには解決に向けて真剣に取り組んでもらいたいところです。