続100名城の福井城を散策している途中、立派な神社があったのでお参りしました。
福井城は、徳川家康の次男、結城秀康を祖とする越前松平家、福井藩の藩庁だった城。
現在は本丸部分とそれを囲う堀しか残っていませんが、かつては堀の外側に西三の丸があり、
そこに藩主の住んでいた御座所がありました。
神社はその御座所があった場所に建てられています。
御祭神は、幕末の藩主・松平慶永(春嶽)。
創建は、昭和18年。最後の別格官幣社です。
別格官幣社とは、明治政府によって新たに設けられた社格の一つで、
列格の基準は、国家のために特別な功労があった人物を祀る神社であること。
昭和21年に制度が廃止されるまでの間に、28社が列格されました。
ちょっと変わった鳥居です。というか、奥に見える社殿も変わっています。
創建時の社殿は、昭和20年に戦災で焼失し、現在の社殿は昭和32年に再建されたもの。 総コンクリート造りというみたい。当時はモダンだったのでしょう。。
拝殿の左には御祭神である松平慶永(春嶽)公の像。
境内の左に摂社・恒道神社。御祭神は、幕末の藩士・鈴木主税、中根靱負(雪江)、橋本左内の3柱。 橋本左内は、歴史の教科書に出てきますね。将軍継嗣問題で一橋慶喜の擁立に奔走しましたが、 安政の大獄で、26歳で処刑されてしまいました。
素敵な御朱印をいただきました。月ごとにデザインを変えているそうです。