日帰りで秋の日光東照宮に行く

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10月はどこにも出かけていなかったなぁとふと思い、日帰りで日光に行ってきました。 紅葉が見頃の奥日光は大渋滞だったので、その手前の東照宮を目的地にして、 だいぶ前に録画したまま取っておいたブラタモリの日光東照宮の回を観て、予習をしてから出かけました。

東照宮は何年ぶりか考えてみたところ、隣の日光二荒山神社には2011年に行ってますが、そのとき東照宮は石鳥居のところまでで中に入らず。 それ以前は写真が残ってなく、記憶も曖昧。小学校の移動教室で行ったのは間違いないので、もしかしたらそれ以来なのかも。

表参道

「日光市営西参道第二駐車場」に待たずに入ることができ、階段を上がったところがここ。 紅葉はもう少し先ですが、わくわくしました。

日光東照宮

日光東照宮

石鳥居

黒田長政が九州から運んできた花崗岩の鳥居です。

日光東照宮

柱には「黒田筑前守藤原長政」と書かれています。

日光東照宮

五重塔

石鳥居をくぐって左手。ちょうど初層内部が公開中(300円)で、黄金色の心柱を見ることができました。 下から覗いてみると、心柱が礎石から浮いているのがわかります。 心柱を上から吊るす造りは免震構造になっていて、東京スカイツリーにも応用されたそうです。

日光東照宮

表門

無料で見られるのはここまで。正面に見える表門の先から拝観料がかかります。 鳴き龍で知られる本地堂(薬師寺)と宝物館の入館がセットになった券(2100円)を購入しました。

日光東照宮

案内図が見当たらず、傍にあった美術館への道案内を示した図で境内を確認。 現在地は中央の表門を入ったところで、これから左上の陽明門のほうへ向かいます。

日光東照宮

三神庫

表門を入り、石畳のひし形の角を方向を示す矢印に見立てて進んでいくと、 正面に見える建物が三神庫(左から上神庫、中神庫、下神庫)。

日光東照宮

日光東照宮

石畳を進んだ右手の上神庫には二匹の象の彫刻があります。 この頃の日本人は象を見たことがなく、想像で描かれたそうです。 左のほうは象らしくないですね。

日光東照宮

神厩舎

上神庫の反対側が神厩舎。ここに三猿の彫刻があります。

日光東照宮

猿は思っていたよりも立体的でした。

日光東照宮

猿の彫刻は8面あり、人間の一生が風刺されています。 なかでも私が気に入ったのは「母親が子の未来を想って遠くを見つめる」彫刻。

日光東照宮

鳥居

鳥居をくぐった先に見えるのが陽明門。左が鼓楼で右が鐘楼。

日光東照宮

南蛮鉄燈籠

鳥居をくぐった先の石段下、右手に伊達政宗が奉納した鉄燈籠があります。 ポルトガルから鉄材を運んで鋳造したそうです。

日光東照宮

「藤原朝臣政宗」と書いてあります。

日光東照宮

回転燈籠

石段を上がったところの左手。 オランダから奉納されたもの。灯籠上部の装飾にある葵の紋が逆さになっていることから「逆さ紋の廻り燈籠」と呼ばれるそう。 逆さなのはただ単に間違えてしまったからのようです。

日光東照宮

陽明門

国宝。

日光東照宮

門の両側の東西回廊も国宝です。西側、本地堂から撮りました。

日光東照宮

門をくぐって背面から。右から2本目の柱は「魔除けの逆柱」です。

日光東照宮

日光東照宮

御本社

国宝。

日光東照宮

唐門と透塀

日光東照宮

奥宮

拝殿・鋳抜門(いぬきもん)・御宝塔からなる家康の墓所は、 昭和40年まで一般公開されていなかったそうです。

眠り猫

その奥宮の入口である東回廊の出入口に眠り猫の彫刻があります。 ブラタモリ情報によれば、「平和のときには眠っていても、有事のときは立ち上がる」家康の姿をイメージして作られたそう。

日光東照宮

よく見ると全然眠っている感じではありませんね。

日光東照宮

坂下門

坂下門をくぐり、石段を少し上がったところで振り返ってみました。 奧に見える社殿の屋根がカッコイイ。

日光東照宮

奥社参道

結構な石段を上がります。

日光東照宮

奥社拝殿

日光東照宮

宝塔

日光東照宮

家康さまはすごいなぁと、ありがたい気持ちになりました。来てよかったです。

御仮殿

参拝を終え、宝物館に向かう途中にありました。 御本社を修理する際、一時的に御祭神を移す御殿です。 今は何も祀られていませんが、周囲はとてもいい雰囲気でした。

日光東照宮

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