ニコンの一眼レフカメラ(D7500)を購入して2年ぐらい経ちますが、
やってみたいと思いながら、まだやれていないことがいろいろあります。
そのひとつがタイムラプス動画の撮影でした。
タイムラプス動画とは、連続して撮った写真をつなげて、パラパラ漫画のようにめくって見せるもの。
撮るものによって、写真を撮る間隔と撮った写真をめくる速さは変わりますが、
風景では、数秒の動画でも実際の撮影にはだいたい1時間くらいかかります。
いい動画が撮れたかどうかは撮影後でなければわからず、撮影中にカメラが動くなどのアクシデントがあればその時点ですべてがパー。やりたいと思う一方面倒な気持ちもあって、これまでとりかかれていなかったのですが、コロナで遠出もできない昨今、新しいことに挑戦してみました。
被写体は身近なレインボーブリッジとし、夕景から夜景にかけての変化を撮ることにしました。
タイムラプス動画の作り方
作り方は、カメラにあるタイムラプス動画という機能を使う方法と、
インターバル撮影という機能で写真を撮り、後でパソコンソフトを使って繋げる方法の2つがあります。前者はカメラで撮影するだけでできるのに対し、後者は別途編集ソフトが必要です。
撮影はどちらもカメラの設定さえすれば、あとはただ撮り終わるのを待つだけなので難しいことはありません。大事なのは、撮るものによってどのような設定値にするのが適当かをざっくり覚えておくことです。
私は今回、カメラの操作を間違えて、動画の機能を使うつもりがインターバル撮影をしてしまい、
後者の方法をとらざるを得なくなりました。編集ソフトの用意をするとなるとやっかいですが、
幸い普段使っているソフト(Lightroom6)で簡単に作業ができたので助かりました。
初めてのタイムラプス動画
何はともあれ、出来たものをご覧ください。
いろいろ行き当たりばったりだったのですが、その割にはそれっぽいものが撮れて大満足。
雲の流れとか船の行き交うところなど、もう少し動きがあればより面白かったかもしれませんが、
これには運も必要ですね。
以下は今回の設定のメモです。
カメラの設定など
- A(絞り優先)モード、F値は8、ISO100。
- 三脚使用が必須で手振れ補正はOFF。
- ホワイトバランスは晴天(ホワイトバランスをオート以外にするのがタイムラプス的に重要なポイント)
- インターバル撮影の設定は、7秒間隔で400枚。(撮影時間は7秒*400枚/60秒で計算して46分40秒)
- 撮影時刻は、16時43分から17時30分まで。(この日の台場の日没時刻は16時46分)
- 撮りはじめのシャッタースピードは1/40で、最後は6秒でした。
カメラの設定は、基本的には普通に被写体を撮るときと同じでよいようですが、
夕景から夜景を撮る場合、周りが暗いところのときは、
ISOの値を少し大きめにしたほうがよいようです。
インターバルの設定は、夕景から夜景への変わり目を撮影する場合、
Aモードで撮ると暗くなるにしたがいシャッタースピードが遅くなりますが、
そのスピードを確保できる長さとして、8-10秒ぐらいが適当とのこと。
撮影時間は、日没の20分前からはじめて、だいたい1時間程度を見込めばよいようです。
今回の撮影は、調べた日没時刻の3分前からでしたが撮り始めはちょうど良い感じで、
逆に終わりをもう10分長く(写真にして約100枚くらい)撮っておけばよかったと思いました。
その場合は、既にシャッタースピードがインターバルの間隔のぎりぎりだったので、
もう少しISOを上げないといけないと。次回のための参考に。。
設定に関しては、以下のサイトを参考にさせていただきました。
smartparty.jp:タイムラプス動画の作り方・撮影方法まとめ
LifeStyle STANDARD:【東京でタイムラプス】 撮影場所や撮影方法も紹介
動画の書き出し(Lightroom6)
- 写真のフレームレート(結合間隔)は、いろいろ試して、20fps(1秒間に20枚)としました。
こちらは、以下サイトのとおりに行いました。プリセットも使わせていただきました。
Lightroom6はもう販売されていない古いソフトなので、使っている人はあまりいないかもしれませんが、自分にとっては非常に有難い情報でした。
studio9:発見!LightroomだけでRAWから直接TimeLapse(微速度動画)を作る方法。
最後は帰りがけに撮った夜景です。