SNS映えを求めて大洗磯前神社に参拝、大洗海岸の岩礁に立つ「神磯の鳥居」をスローシャッターで撮影する。

今日は天気も良かったので、午後からふらっと茨城県にある「大洗磯前神社(おおあらいいそさきじんじゃ)」に参拝してきました。ここは行きたいと思いながらこれまで行ったことのなかった場所。大洗海岸の岩礁に立つ「神磯の鳥居」が有名な絶景スポットです。

神磯の鳥居(かみいそのとりい)

大洗磯前神社

こちらが神磯の鳥居。海は太平洋です。

大洗磯前神社

上の写真を撮った場所から北側を見たところ。海岸は「大洗公園」という自然海岸の公園になっています。この感じなら密でもないし、コロナ対策も問題ないでしょう。

さて、ここでの定番ショットは鳥居と日の出と絡めた写真。特に元日は駐車場も停める場所がなくなるほど大混雑になるそうです。今日みたいなお昼過ぎだと平凡な写真になってしまうので、NDフィルター(ND400しか持っていない)をつけて、スローシャッターで撮ることにしました。

そうして撮ったものが以下。

大洗磯前神社

波がちょうどいいタイミングを見計らいながら、

大洗磯前神社

超広角で撮ったり、、

大洗磯前神社

ズームしてみたり、、

大洗磯前神社

まぁこんな感じでしょうか。 スローシャッターで、もともと目で見たままの景色ではないので、大げさにならない程度にレタッチもしてみました。

大洗磯前神社

シャッタースピードをあげて波がばっさーんとあがった瞬間の写真も少し撮ってみました。 なかなか鳥居にかかるような波が来なくて辛抱しました。

撮影場所ですが、2018年に鳥居に近づこうとして岩場で足を滑らせ死亡する事故が相次いだことにより、現在岩場は立入禁止になっています。海岸に降りなくても道路脇から十分に撮影ができました。

大洗磯前神社(おおあらいいそさきじんじゃ)

ちゃんと神社にも参拝してきました。御神徳は家内安全・商売繫盛・福徳円満・良縁成就・開運厄除・酒造、病難治療など。

大洗磯前神社

海岸に沿った道路に面しているのは二の鳥居。奥に見える結構な石段をあがったところに社殿があります。

大洗磯前神社

二の鳥居をくぐった右側、境内社の清良神社(せいりょうじんじゃ)の前に小さな四角形の「神池」がありました。水は未確認ですが湧き水のようです。海岸そばの湧き水が出る場所は、古くから神社のあるところの定番ですね。

大洗磯前神社

長い石段をあがった場所から海を見たところ。

大洗磯前神社

境内のようす。正面に見えるのは随神門。 神社の創建は856年。戦国時代に荒廃しますが、江戸時代に入り再興されたとのこと。

大洗磯前神社

随神門脇の大黒様(左)と恵比寿様(右)の像。 神社の御祭神は大己貴命 (おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)。 大己貴命は大国主命のことで、出雲の国譲りに出てくる国津神。少彦名命は大己貴命とともに国づくりをした神さま。
ここに大黒様の像があるのは、密教伝来以降、大己貴命を大黒様と習合として信仰するようになったため。大黒とセットで信仰されることが多い恵比寿様は、記紀の神に当てはめる場合、大己貴命の子の事代主神(ことしろぬしのかみ)にするところが多いのですが、こちらの神社では、少彦名命を恵比寿様としています。

大洗磯前神社

随神門を入ったところ。社殿は元禄3年(1690年)に水戸藩2代藩主・徳川光圀により造営の起工がなされ、3代・綱條(つなえだ)の代に完成したそうです。

大洗磯前神社

拝殿を正面から。

大洗磯前神社

本殿。茅葺の屋根が立派でした。

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