昨日と今日の2日間、「野鳥の島」に出かけてきました。 江戸時代に作られた人工河川の仙台堀川と横十間川が交差するところに浮かぶ島は、 野鳥の生息空間になっており、川岸から野鳥の観察をすることができるようになっています。 見かけた鳥は、カルガモ、カワウ、コサギ、アオサギ、ゴイサギ。 今はちょうど繁殖のシーズンで、子育てしている鳥がたくさんいました。
カルガモ
仙台堀川親水公園の西端から「野鳥の島」に向かう途中で、カルガモの親子に会いました。
カルガモ親子が、仙台堀川を「野鳥の島」のほうに泳ぎ出したので、一緒にそちらに向かいます。 ところでこの川、クラゲだらけでした。
カワウ
「野鳥の島」の水辺で羽を乾かしていたのはカワウ。エメラルドグリーンの目の色が特徴です。
カワウは泳ぎが得意な水鳥。このカワウを追っていたら、先ほどのカルガモ親子にちょっかいを出し始め、カルガモのお母さんに追い払われるというシーンに遭遇。びっくりしました。
コサギ
子育て中のコサギ。雛がとっても可愛いです。
素敵な親子だったのでもう一枚。
目元がピンク色なコサギは、繁殖期に現れる平常時とは異なった色(婚姻色)になっているものです。
アオサギ
野鳥の島で一番数が多かったのはアオサギ。いたるところに巣がありました。
子育て中のアオサギ。雛も大分大きくなっています。
アオサギは、くちばしがピンク色になるのが婚姻色で、産卵後、抱卵期に次第に元の黄色に戻るそうです。
上の鳥ほどではありませんが、こちらの鳥も婚姻色が少し出ているように見えます。
「求愛給餌」の図。
飛んでいる姿の撮影にも挑戦したのですがなかなか難しく、失敗写真を量産してしまいました。 これは比較的上手く撮れたものです。
巣で親鳥を待っている幼鳥の兄弟。アオサギの雛は2か月で巣立ちしますが、成鳥になるまでには2年かかるそうです。
水辺では幼鳥同士が見つめ合っていました。
ゴイサギ
見かけたのはこの一羽だけでしたが、ずっと背中を向けたまま動いてくれませんでした。 夜行性の鳥なので、寝てたのでしょうか?
こちらはおそらくゴイサギの幼鳥。ゴイサギの幼鳥は、成鳥とだいぶ姿が違います。 羽の白班が星のように見えるので「ホシゴイ」と呼ばれます。