ホタルが見頃になった時期を見計らって、2週間ぶりに北本自然観察公園に出かけてきました。
初めて訪れた前回は人の気配がほとんど無くてちょっと怖かったのですが、
今日はホタルを観に来ている人も多く、駐車場にも誘導員のかたがいて安心しました。
前回来たときは閉まっていた「埼玉県自然学習センター」も19:30まで延長開館。せっかくなので中に入ってみました。
「生きものマップ」は、自然学習指導員によって毎日更新されているそう。
この公園で見られるホタルはヘイケボタル。ゲンジボタルが水の流れのある綺麗な小川に生息するのに対し、ヘイケボタルは水の流れのない池や水田に生息するのだそう。
発生のピークも違いがあり、ゲンジボタルが5月下旬~6月下旬に対して、ヘイケボタルは6月~8月。
ヘイケボタルのほうが時期が少し遅く、ピークの期間が少し長いそうです。
公園内のヘイケボタル調査結果。この情報と指導員のかたのアドバイスを参考に今日の撮影場所を決めました。
(本日金曜日。平日のみ三脚を使用しての撮影が可能です)
それでは撮影ポイントに向かいます。
2週間前も見た、八ツ橋のミズキの果実。前回よりも色づいて来ました。
途中、空の雲がちょっと印象的だったので撮ってみたり。
8番標柱のある公園の一夜堤口。今日のホタルの撮影場所は、あえてホタル観察エリアではない6番標柱~8番標柱の間にしました。
ここで暗くなるのを待ちます。隣に幼稚園ぐらいの女の子とその両親の家族連れが来て、なんとなく一緒に待つことに。
19:30少し前頃、足元の葉の上で光るホタルを発見。先ほどの家族連れに教えてあげたところ、すごく喜んでくれました。
それから少し経った後、ホタルが周囲を飛びはじめました。
傍を通ったおばさんが、葉の上で光っているのはメスで、飛んでいるのはオスだと教えてくれました。
気が付いたらホタルだらけ。すごい!
ホタルの写真は、画像処理ソフトの「比較明合成」という機能を使い、構図を変えずに複数枚撮影したものを合成すると、
一枚の写真にたくさんのホタルの光跡を表現でき、見たままのイメージに近くなるとのこと。ちょっとやってみることにしました。
上の2枚の写真のほか、合計14枚の写真を組み合わせたものが、下の写真です。
少々やりすぎ感もありますが、派手な方がいいでしょう。
帰る途中にホタル観察エリアも通りましたが、こちらの場所のほうがホタルの数が多く、スペースも広くて写真も撮りやすかったです。学習センターのかたのアドバイスに感謝。
ちなみにこの日の公園全体のホタルの数は327匹だったそう(どうやって数えているんでしょうか・・)。
公園の入口近くまでホタルが飛んでいて、最後まで楽しめました。本当によかったです!
ホタルの写真を撮るのは今年が初めてでしたが、毎年の行事にしていきたいと思いました。