神奈川県の城ヶ島(馬の背洞門)に天の川を撮りに行く。

昨年の千葉県野島崎灯台以来人生2度目の天の川撮影に、神奈川県三浦半島の先端の島、城ヶ島に行ってきました。

星景写真を綺麗に撮るには、気象的に晴れていて雲がなく、月が出ていないことが絶対条件。それに加えて仕事が休みでなければならず、なかなかタイミングが難しいのですが、この週末はどうやらそれらが合致しそうだったことから、数日前より行先の候補地を調べていました。

直前まで伊豆半島の南端に行くつもりでしたが、やっぱり初心者だし近いところのほうが良かろうと、急遽城ヶ島に変更しました。城ヶ島での撮影場所は、定番スポットの「馬の背洞門」。城ヶ島も今まで一度も行ったことがなかったので、明るいうちに行き、まずは周囲の散策をすることにしました。

散策は島の南西端にある城ヶ島灯台からスタートしました。城ヶ島は周囲4Kmの東西に長い島。駐車場は西側に4つ、東側に2つあります。「馬の背洞門」に近いのは東側ですが、東側は城ヶ島公園の駐車場で夜間は停めることができないらしく、星を撮る場合には適さないようです。なので、今日は車を西側の駐車場に停めて、東の端まで歩いていき、馬の背に戻って写真を撮る予定。

城ヶ島灯台の高台から城ヶ島の街並みを見たところ。よく見ると写真の中央部に車がかたまって置いてあるところがあり、そこが駐車場です。

灯台から南の海岸に移動してきました。西側の風景。右端に先ほどの城ヶ島灯台が見えます。

南側の海の向こうには伊豆諸島の大島が見えています。

磯に咲くノカンゾウの花。

東の方に歩いていくと馬の背洞門が見えてきました。 馬の背洞門は外国人などで賑わっていたので、写真を撮らずにそのまま横の階段を上がってさらに東に進みました。

ウミウ展望台。ウミウは11月に飛来してくる渡り鳥なので今はいません。 海の向こうに房総半島が見えています。

ここまで何となくで進んできたのですが、初めて地図らしいものを見て一安心。 地図は南が上になっており、ここまで上に見える海沿いを右上から左下のほうに歩いてきました。 ここから左上のほうへ進んでいきます。

城ヶ島公園のエントランス。ここから島の東端まではすぐでした。

城ヶ島公園第二展望台から、三浦半島の東端と奥に千葉県の内房。

城ヶ島東端の安房埼(あわさき)灯台。

城ヶ島公園第一展望台から。

城ヶ島公園第一展望台から北の三浦半島の方向。左に渡ってきた城ヶ島大橋が見えます。

南の海岸に下りました。見ているのは西の方向で、馬の背洞門が見えています。

馬の背洞門へ戻り、先ほどまでいた城ヶ島東端の安房埼灯台のほうを見たところ。

馬の背洞門を脇の階段の上から。

馬の背洞門脇の階段の上から西の方向。砂浜は初めに城ヶ島灯台から歩いてきたところです。

馬の背洞門。

城ヶ島公園から馬の背洞門にかけて、結婚式の前撮りをしている人たちがたくさんいました。 うらやましい。

夕日がいい感じでした。そういえば毎年、来週8月9日(と5月3日)頃には、 雲がなければダイヤモンド富士が見られるらしいです。

日没後は、カメラマンたちの時間。19時30頃から、ぽつぽつと星が見え始めました。 ただ思ったほど暗くなく、天の川は肉眼ではぼんやりわかる程度でした。

こちらは21時40分頃の写真。カメラはAPS-Cで、レンズは超広角の10-24mmの10mm(フルサイズ換算15mm)を使用。F値は最小3.5ですが4に設定しました。シャッタースピードは13秒。ISOは2500で、Lightroomで露光量を上げています。それに加えて、Squatorというソフトでスタック処理をしてみました。現像はやりはじめるときりがないですが、一応精いっぱい頑張って、天の川を浮きだたせました。2度目の撮影にしてはいいんじゃないでしょうか。
フルサイズのカメラでもっと明るいレンズだと、どのくらい変わるのですかね、、。投資額が自身の満足度に見合うなら、買い替えてみたい気持ちもありますが、その前にできることもまだある気もするし。。

カメラマンは時間あたりで最大10人くらいはいたようです。21時くらいに帰る人も多く、思っていたほど混雑もしませんでした。自分も22時前には撤収。帰りのハイキングコースは真っ暗のため、ライトが必須です。海岸を歩くのは危ないので、階段を上がって上の道から駐車場へ戻りました。

星の光跡写真も作ってみました。上の写真を撮ったあたりの30分間の写真、約100枚を比較明合成で重ねたものですが、ちょっとうるさい感じになったかも。星の光跡は、北の方向のほうが円になるので面白いですね。

せっかくたくさん撮った写真があるので、簡単にではありますがタイムラプス動画も作ってみました。


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