以前からやりたかったことの「ブルーインパルスの曲技飛行の写真を撮る」を実現すべく、
今日は航空自衛隊入間基地の入間航空祭に行ってきました。
最寄りの西武池袋線・稲荷山公園駅は航空祭に行く人で大混雑。 西武池袋線は入間基地を横断して通っていて、稲荷山公園駅の東側は基地に面しています。そちら側に設けられた臨時改札口から基地の中へ。基地内の踏切で人の大渋滞が起きていましたが思ったよりも流れはスムーズで、航空祭会場のメインエリアに11:00少し前に着きました。
T-4展示飛行
着いた時間には、T-4という航空機の展示飛行が行われていました。戦闘機操縦士が訓練を行う練習機とのこと。
自衛隊マニアではないので、情報はすべて基地でもらったパンフレットやネットの受け売りです。
展示飛行を終え、戻ってきたT-4。
ブルーインパルス地上展示
相当な広さのメインエリアも滑走路に近いところは既にたくさんの人で埋め尽くされていました。 人をかき分けながら、午後の展示飛行の前に地上展示されているブルーインパルスを撮りました。
普段は宮城県の松島基地にいるブルーインパルス。先ほどのT-4をアクロバット用に改造しているのだそう。
予備機の7番機を含めて、勢ぞろいしたブルーインパルス。カッコイイ!
U-4、C-1、C-2展示飛行
続いてU-4、C-1、C-2の展示飛行がはじまりました。
U-4は、ビジネスジェット改修したもので、要人輸送、指揮連絡から貨物の空輸までおこなう多用途支援機だそうです。
C-1は、災害時に支援物資を輸送したり、急患の輸送をしたりする輸送機。
昭和56年10月までに31機製造されましたが、現在はC-2への置き換えが進み、残っているのは2号機、30号機、31号機の3機のみとのこと。
こちらがC-2。2017年より配備されている最新鋭の輸送機。とにかく大きかったです。
飛行を終え、戻ってきたC-1の31号機。実はこの機体は本日がラストフライト。午後のブルーインパルスの展示飛行後にもう一度、30号機と一緒に展示飛行が行われます。
午前の展示飛行はこれにて終了。
午後はさらなる混雑が予想されるため、今回の航空祭ではじめて設けられた滑走路の反対側のランウェイビューエリアに移動することにしました。
ランウェイビューエリアから地上展示の機体撮影
お昼の時間を利用して、少し撮りました。
EC-1電子戦訓練機。C-1の21号機を改造したもので、国内に1機だけしかないそう。
後ろに富士山が見えていてびっくりしました。
C-1FTB飛行試験機。C-1の試作1号機を転用したものだそう。
C-1の2号機。今回の航空祭は、先のC-1の1号機、21号機を含めて、現存するC-1が勢ぞろいした格好。
これらすべての機体は、今年度中に退役する予定だそうで、近くにいた航空自衛隊ファンは、名残惜しそうにしていました。
U-680A。YS-11FCの後継機として、2019年度に導入された最新の飛行点検機。
CH-47J。飛行場のない基地へ人員や物資の端末輸送を行うヘリコプター。
ブルーインパルス展示飛行
前置きが長くなりましたが、ここからお目当てのブルーインパルスの時間です。 とてもたくさんの演目を披露してくれました。
13:00を過ぎてそろそろ飛び立ちそうな感じになってきました。
ランウェイビューエリアに来てから気づいたのですが、メインエリア方向は逆光でした。。
ブルーインパルスの展示飛行がスタート。
3機が飛び立ちました。
続いて4番機。
ダイヤモンド・ダーティーローパスという、1、2、3、4番機が離陸直後に行う演目の1枚。
4機がダイヤモンドフォーメーションを組み、着陸灯を点灯、車輪を出したままスモークを噴射します。
その後、5、6番機が同時に離陸。6番機によるロールオンテイクオフ。スモークを出し、くるくる回転しながら上がっていきました。
こちらが5番機。5番機には単独で派手なアクロバット飛行を行う役目があるそうです。
1、2、3、4、6番機、5機編隊によるチェンジオーバーターンという演目。
サンライズという演目の最後のところ。5機編隊では2番機の後ろに4番機、3番機の後ろに6番機がつくのが基本形です。
チェンジオーバーループのはじめの部分、4機がトレイル編隊で侵入してきたところ。
5番機、6番機によるバックトゥバック。
1、2、3、4番機が背面飛行するフォーシップ・インバート。
スモークでハートを描くバーティカルキューピッド。5,6番機がハートを描き、4番機が矢を射るのだそう。
近すぎて一眼カメラでは入りきらず、飛行機はいなくなった後ですが、慌ててスマホに持ち替えて撮りました。
1、2、3番機によるラインアブレストロール。
5番機による360度ターン&ループのループシーン。
1、2、3、4、6番機によるワイドトゥーデルタループ。
6機によるフェニックスロールのはじめ、会場への進入シーン。
6機によるループ&ボントン。ぐっと高度を上げて、
大きな円を描きます。
かっこいいですね。
円を描き終わった最後に、、
6機がくるっと回転しますが、1機見切れてしまいました。。
5機によるスタークロス。
大きくて入りきらないと思い、2台目のカメラに持ち替えましたが、それでも無理。
最後はスマホに切り替えました。
タッククロスⅠ。5番機、6番機がクロスして飛びます。
1、2、3、4番機の最後の演目、ローリングコンバットピッチ。
ラストは、5、6番機によるコークスクリュー。それらしくは撮れていませんが、5番機が背面飛行しているところを軸として、6番機がスクリューのように廻る演目だそうです。
飛行を終えたブルーインパルスが戻ってきました。
よく見ると手を振ってくれているのがわかります。
お疲れさまでした。
C-1、31号機のラストフライトセレモニー
ブルーインパルスでおなかいっぱいの感じでしたが、せっかくなので最後まで見て帰ることにしました。
14:50。
小松基地所属特別塗装のF-15戦闘機
帰りは行きとは比べものにならないほどの大混雑で、ランウェイビューエリアに近い狭山市役所門から出るようにと指示されました。 しかし、門を出たところにある横断歩道の信号待ちで大渋滞し、なかなか門から出られません。 そんななか、上空に爆音が聞こえ見上げてみると、戦闘機の姿が見えました。
地上展示されていた北陸新幹線塗装のF-15が石川県の小松基地に帰っていくところでした。
地上展示、知らなかった。。ベストな感じではないけど、一応撮れてよかったです。
門から出られたのは16:00過ぎ。来場者数は約25万人だったそうです。
帰りは西武新宿線の狭山市駅から電車に乗りました。
今回いろいろ覚えたので、次回もっと迫力ある写真が撮れるように頑張りたいです。