紅葉を見に富士五湖周辺をドライブしてきました。

今年はじめての紅葉ドライブに行ってきました。 家を出る直前までどこに行くか迷っていましたが、 少しだけ富士山が冠雪したという情報を見て、行先を富士五湖周辺に決めました。 細かいスケジュールは立てずに、まずは一番西の本栖湖に向かいました。

本栖湖展望公園

本栖湖を時計回りに半周して現地に到着したのは9時少し前。今年は紅葉が遅いし、色づきもいまいちのようなところもあると聞きましたが、道中は見事な紅葉でテンションが上がりました。 台数が少なく混雑する駐車場もまだ時間が早かったせいか、タイミングよく停めることができました。ところが肝心の富士山の山頂には雲が。。そのうちとれることを信じて、中之倉峠まで約30分の山登りをスタートしました。

中之倉峠

予想通り、着いた頃にはすっかり雲はとれていました。 ここは野口英世の千円札、かつての新渡戸稲造の5千円札に描かれている富士山の元となった写真が撮られた場所です。

お札の図柄に採用された写真は、写真家・岡田紅陽さんの「湖畔の春」という作品です。 現地説明板によれば、この作品の湖面には逆さ富士が写っていますが、本栖湖では広さや風の条件から滅多に見られず、岡田さんは何度も現地に足を運んで撮影できた1枚なのだそうです。

図柄とは季節も違うし、逆さ富士もありませんが、なかなかいい感じの写真が撮れました。

太陽を枝の隙間に入れ、カメラのF値を絞って、光条を写真のアクセントにしてみました。

精進湖他手合浜

次に向かったのは精進湖。精進湖の他手合浜(たてごうはま)から見る富士山は、手前にある大室山を抱っこしているように見えることから「子抱き富士」と言われます。

水際まで車の乗り入れができ、美しい富士山と精進湖の風景を背景に愛車の写真が撮影ができる人気スポット。自分も一枚、撮ってみました。

精進湖は富士五湖で一番小さな湖で、逆さ富士の見られる確率が高い湖だそうです。

秋らしく鮮やかなモミジと一緒に撮ってみました。

西湖根場浜

続いて西湖西端の根場浜(ねんばはま)へ。

湖の奥、正面から右側に見える緑が青木ヶ原樹海、その奥、左側に見える茶色い緑が足和田山。 西湖は足和田山が富士山を隠してしまうので、ここが一番よく見えるスポットなのです。

広くはありませんが、水際に行くこともできます。

朝霧高原

次は河口湖、山中湖とまわってもよかったのですが、本栖湖方面に戻って静岡県富士宮市の白糸の滝に行くことにしました。途中、とても富士山が綺麗だったので、朝霧高原に立ち寄りました。

ススキと富士山もどこかで撮れたらいいなと思っていたので、よかったです。

上の写真は、道の駅朝霧高原に車を停めて、そこから撮影スポットに移動して撮りました。 こんなこともあろうかとトランクに積んできた折り畳み自転車が役立ちました。

こちらの写真は、道の駅から朝霧さわやかパーキングに移動して撮りました。

白糸の滝

本栖湖方面からだいぶ南下して、白糸の滝には14時頃に着きました。 白糸の滝は、本滝の一部を除いてそのほとんどが富士山の雪解け水で、 新富士火山層と古富士火山層の境の絶壁から湧き出しているそうです。

滝つぼに下りる前の展望スペースから。

滝つぼに下りてからは、三脚と今年9月に購入したアイテム、GND8のハーフNDフィルターを使って滝を流し撮りしました。



光の当たった紅葉と奥の滝、明暗が綺麗に撮れました。来てよかったです。

音止の滝

芝川の本流、25mの絶壁を流れる滝です。

富士山と一緒に。白糸の滝も富士山と一緒に撮れる場所があったのですが、なぜか忘れて撮り損なってしまいました。

白糸の滝芝生広場

思わぬところで逆さ富士が見れました。

ふじのくに田子の浦みなと公園

ここまでずっと富士山が綺麗に見えていたので、これは夜景も綺麗に撮れるに違いないと、 これまた前から行きたいと思っていた静岡県富士市の絶景スポット、 田子の浦みなと公園にも足を延ばしてみました。ところが、、

夕方17時前に着いた時には、先ほどまでとすっかり様子が変わっていました。あららー。

田子の浦港越しに富士山の見える場所に移動したときには、富士山の山頂は隠れてしまいました。

公園内にある「富士山ドラゴンタワー」という展望所に上がって、駿河湾越しに清水市の方向を撮りました。360度素晴らしい眺めの公園です。

展望所から田子の浦港の方向。富士山がすっかり隠れてしまったので早々に撤収しました。ここはまたいつか再訪しようと思います。

一日楽しいドライブでしたが、帰りは東名高速で大渋滞に遭い、ここから家まで通常2時間ぐらいのところ4時間もかかりました。。

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