今年のGWにやろうと思っていたことの一つが星景写真を撮ることです。夜に動き回ると翌日つらくなるので、連休中でないとなかなか難しいから。。割と近場で、駐車場からの移動が少なく、混みあわず、撮った場所がわかるようなシンボル的なものがあるところを調べたら千葉県の「津々ヶ浦」が良さそうだったので行ってみました。CMや映画のロケによく使われていて、乃木坂46の1st写真集『乃木坂派』のロケ地なんですって。
空のほうは、出かける直前にチェックした予報によれば夜の9時頃から12時くらいまで少々雲が出てそれ以降晴れ。
ちょっと心配でしたが、朝から出かける気満々だったので気持ちは止められず、まぁなんとかなるだろうという感じで家を出発しました。
初めての場所は明るいうちに行かないと不安なので、現地には17時過ぎに着きました。
目の前の海は太平洋です。岩には夫婦岩という名前がついています。昨年、左の岩が崩落して、3つになってしまったとのこと。もともとの2つの岩も昭和30年代頃は一つだったものが波の浸食によって2つになったらしいです。
岩の大きさが想像以上でした。
北の方向。銚子あたりが見えるのかしら。
現地を遠目から。とてもコンパクトな場所でした。星景写真は車のところから撮る感じで。
カメラは買ったばかりの Z5IIを使いたいところですが、レンズが24-120mmしかありません。
星景写真では空が狭くなってしまうので、従来の D7500 + TAMRON 10-24mm F/3.5-4.5 DiII VC HLD(B023N)をメインに使うことにしました。
夕焼けも綺麗とのことでしたが、今日はあまり焼けず。
今回掲載した11枚の写真のうち、1から4枚目までと、この写真、最後の1枚の6枚が Z5II で撮ったものです。比べるとZ5IIのほうが解像度が高いような気がします。フルサイズの奥行き感はどうでしょう。ただそういうことよりも、特に広角で撮った際の画像周辺部の暗さが気になりました。カメラの設定でヴィネットコントロールをオンにしたら改善する?
7時半近くになり、星が見えはじめてきたので撮影開始。撮影場所としては、GW中のせいか人の出入りが多く、
車のライトや人の灯りが頻繁に入り込んでしまったのは少し残念な点でした。
19時47分の空。間違っているかもしれませんが、春の大三角の一部を撮ったつもり。岩の上方右寄りに見える明るい星がうしかい座のアークトゥルスで、写真右上端に見えるのがしし座の2等星のデネボラではないかと。設定は、10mm(フルサイズ換算15mm)、SS10秒、F3.5、ISO6400。
アークトゥルスの右にある春の大三角のもう一角、おとめ座の1等星スピカが雲の中から出てきたので、横構図にして春の大三角そろい踏み。星座アプリで適当に調べただけなので全然違ってたらごめんなさい。その後、空全体が雲で覆われだしたのでしばらく休憩。。
最後の写真は、23時26分の星空。これはZ5II で撮りました。24mm、SS8秒、F4、ISO6400、ソフトフィルターは付けず。
カスミ除去など色々加工して星を浮き上がらせましたが、肉眼では明るい星が少し見える程度した。
空には夏の大三角があがってきており、写真中央上方の一番明るい星がこと座のベガ、岩の右横にわし座のアルタイル、そこから左上にあがり雲の隙間に出ている明るい星がはくちょう座のデネブです。これは間違っていないはず。。
ベガとアルタイルの間に天の川が横たわっているはずですが、全く見えません。
いつの間にか24時の天気予報も曇りになり、実際に待ってもそのとおりだったので、ここまでにしました。
今日は星景撮影としてはいまいちでしたが、「津々ヶ浦」の様子がわかったし、流れ星も一つ見えたので、よかったことにします。
私の場合、城巡りにも超広角レンズは必要なので、近いうちに何か買うつもり。
ただ、星に適したF値の小さいものは、高額になるばかりか重量も増し、城巡りに向かなくなるというジレンマ。
両方揃えるのは金銭的にも相当勇気がいるし、悩ましいところです。