昨年初めてヒメボタルの撮影をした二岡(ふたおか)神社。そのときの撮影がとても楽しかったので、今年も行こうとシーズンの到来を待ちかねていました。SNSで状況を確認したところ、昨年撮った「参道」はまだホタルは少ないようですが、昨年は撮らなかった「広場」は見頃を迎えているとのこと。天気の兼ね合いもあるので行けるときには行っておこうと、本日出かけてきました。
17時過ぎに到着。今年は鳥居の前に駐車場を出入りする車の光を遮るための遮光カーテンが設置されていました。これはありがたい試み。
まずは神様に参拝をしておきます。参道を通って、、
境内の拝殿に向かいました。
御殿場ヒメボタルの会のテント前にわかりやすい観察マップがありました。
昨年は参道で撮ることしか頭になく、広場や竹林が何処にあるのかわかりませんでした。
何処で撮っても構いませんが、やっぱり今日は広場で撮るのがよさそうですね。
二岡神社は御殿場ヒメボタルの会のかたたちがしっかり管理されているので、気持ちよく写真を撮ることができます。
募金箱があったので、自分にしては少し多めに募金しておきました。
それでは広場へ向かいます。
ホタルが何処を飛ぶかはわかりませんが、背景になる木の雰囲気が良さそうなところで構図を決めて、
後はホタルが飛び始めるのを待つだけです。20時頃からホタルがちらほら飛び始めたので、
カメラをインターバル撮影にして撮影を開始しました。
レンズは今日のために購入した、Nikon Z NIKKOR 40mm F/2。カメラの設定は30秒、F2、ISO3200。
ホタルの写真は、同じ位置で撮った何枚かの写真を「比較明合成」で重ねて一枚の画像に仕上げるのが一般的です。
その際、周りが暗くなる前に背景の写真を1枚撮っておくのが綺麗に仕上げるコツなのですが、
三脚の雲台の下の部分を上手く固定できず、背景写真とホタル用でカメラの設定を変えるためカメラを触ると
どうしてもカメラの向きが微妙にずれてしまいました。ちゃんとしたベース写真を用意するのはあきらめて、インターバル撮影の最初の一枚を調整してベースにすることにしました。
後はカメラを放置して待つのみ。カメラの光を漏らすのは厳禁なので、カメラの後ろの液晶画面も閉じていて、途中でどのように撮れているかを確認することはできません。全て帰ってからのお楽しみです。21時ごろから雨が降ってきましたが、木陰で思ったほどは濡れずに済みました。
こちらが23時過ぎまで撮った330枚以上の写真のなかから247枚を重ねて作った一枚。自分の前にはなかなか飛んできてくれないなぁと思っていたのですが、これだけ写っていれば十分です。重ねすぎは品がないといいますが、これはこれでいいのではないでしょうか。
23時10分過ぎ。インターバル撮影の枚数は多めに設定していたのですが、先にバッテリーが切れてしまい交換することに。案の定、カメラの向きが微妙に動いてしまい、以降の写真は前の時間のものとは重ねられなくなりました。
電池交換後、23時15分から約10分間、21枚を重ねたもの。
ホタルが活発に光り始めたのは21時ごろから、始めは奥の木のほうで飛んでいましたが、22時30分頃からだんだん目の前を通るようになりました。23時を過ぎるとまわりの人が帰り始めたので、自分も23時30分頃撤収。去年は両隣の人とのおしゃべりが楽しく、それをきっかけに自分の写真熱も上がったのですが、今年は両隣が全く喋らない人だったので、そこはちょっと物足りない感じでした。写真の出来は、カメラ機材がバージョンアップしていることもあり、今年のほうが良くなった気がします。参道で撮りたいので、今年もう一度来れるといいなぁ。