旧安田庭園に行ってきました。

横網町公園で彼岸花を撮ったあと、向かいにある旧安田庭園にも初めて入ってみました。 最初に感想をいってしまうと、すっきり綺麗で、すがすがしい気持ちになるいいお庭でした。

旧安田庭園はもとは江戸の元禄時代、笠間藩主だった本庄宗資の下屋敷の庭園として造られました。 本庄宗資は桂昌院の弟で桂昌院の縁者として異例の出世を遂げた人物で子孫は宮津藩主として幕末を迎えます。 庭園のほうは明治時代に旧備前藩主の池田章政の屋敷となった後、明治24年に安田財閥の創始者である安田善次郎の所有となり、 大正11年に東京市に寄付されて、旧安田庭園と命名されました。昭和46年に墨田区に移管され現在に至ります。

順路に従って心字池の周囲を反時計回りに廻っていきます。

サルスベリの花が綺麗に咲いていました。

サルスベリをちゃんとカメラを向けて撮るのは初めてかも。

それでは池の周りを廻りましょう。





東京スカイツリーも見えました。 園内ではヨーロッパ系の外国人の姿を多く見かけました。両国国技館も近いので、相撲を見に来たついでに散策に来たのでしょうか。

駒止稲荷。下屋敷が造られる以前のこと、寛永8年に隅田川が台風の影響で大洪水に見舞われました。 将軍家光より現地の状況検分を命じられた旗本の阿部忠秋は、愛馬とともに濁流渦巻く川を渡って被害を調査しました。 このとき休憩した場所が神社の向かいにある駒止石で、後に地元の人々が忠秋の徳を敬い祀ったのが駒止稲荷神社だそうです。 大名の下屋敷となってからは守護神とされました。







入口のところには、ザクロの実がなっていました。

また季節を変えて訪れたいと思いました。

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